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夏休みだよ。ムロフェス行ってきた。【布】

「Age Factory夏フェスで観たくね?」

そう思い立ったのが7/20の16時。
調べたらMURO FESTIVALの2日目(7/21)に出ることが分かったのでノリと勢いでチケット購入して行ってきました。

普段は自分たちの出演したイベントのことをnoteに書いていますが、たまにはお客さんとしてライブレポを書いてみましょう。

短い大人の夏休み、堪能しました。

※イベント全体でステージ撮影は禁止なのでライブ写真はありません。皆さんしっかりルールとマナーを守った素敵なフェスでした。


オフィシャルビールがクラフトとはオシャレ。
缶だけじゃなく生もある。

初見で特に良かったバンド

軽率に行くことを決めたので予習もクソもない&8割は知らないバンド。
間違いなく新しい音楽との出会いが待ってる最高のシチュエーションですね!

目当てが被ることもなく、タイムテーブルと睨めっこする必要もないため、まったり3つのエリアをぶらつくことにします。

海風が心地よく木陰も適度にあって快適です。
河口の水がもう少し綺麗ならなお良いのですが、こればかりは仕方なし……。
(フェス関係ないだろ。贅沢言うんじゃありません)

まず最初に「これはキタな」と思ったのがchef's
音源で聴いたことなくてもメロディと歌詞が耳に一発で残るからすごい。
夏フェスマジックここにありと言わんばかりの楽しさでした。

もう一つ全くの初見でドストライクだったのがEnfants
すれているようでいて、実は純粋な言葉をぽつりぽつりと落とす「R.I.P」に一発で惹かれました。
夕闇に大きな影となった赤レンガ倉庫に見下ろされ、一生を歌い上げるさまに心が満たされます。
ただ、このままダウナーにいくかと思いきや次の曲から流れをぶった切るようなアッパーチューンを演奏し始めました。
落差の激しい尖ったセットリストを組むバンドだなぁと面喰いましたね。でも、そういうところも自分好み。
明日の叙景ではグラデーションを意識したセットリストにしていますが、個人的にはコントラストを積極的に作っていくようなセットが好きです。

実家のような安心感

知らない音楽に囲まれるのはとても尊いことですが、初見のバンドが続くと神経を使うのも事実。
そして不勉強なもので、ブルエンとLONGMANではアニメタイアップの曲しか分からないという事態に……。(どちらも主役の声優が杉田智和だね)
ひとまず、これまで聴いてこなかった曲を知る良い機会になったということで。

そんなこんなで馴染みのバンドを観たくなることもありますね。
やはりここが実家か、rem time rem time
おそらく今回唯一の激情ハードコア枠?かもしれません。
轟音ポストロック感溢れる音に「ただいまー」と思わず呟いちゃいました。

もう1組、慣れ親しんだバンドといえばFINLANDS
流石に夏の野外だからか、モコモコのコートもマフラーも飛行帽も身に纏っていなかったです。
ライブではボーカルが音源通りのピーキーさを保ちつつも、よりドスの利いた声なのが魅力的。
イキった感じがここまでサマになる人もそういない。

ムロフェスここがいい

w.o.dをはじめ、多くの出演者が口にしていたのが、ライブハウスでキャリアを積んできたということ、ライブハウスで待っているぞということ、そしてムロフェスがライブハウス文化に立脚しているということでした。

これまでもロックフェスやメタルフェスには何度か遊びに行きましたが、ライブハウスの存在をアピールするMCがここまで印象的で力強いフェスはそうありませんでした。

Spotify O-Crestが主催するイベントであることだけが理由ではなく、出演者それぞれがライブハウスに誇りを持っているからこその空気感だったかもしれません。

こういうのアーティストからしたらとても嬉しい。

会場が赤レンガ倉庫を囲うような形になっているので、フェスのお客さんも施設の中で涼を取っておりましたね。
熱中症対策として、夏フェスを商業施設の近くで行うのは安全上、とても有効なことだと感じます。
しれっと僕も横濱硝子の切子で目を癒したり、多くの家族連れでにぎわっていた苔テラリウムのワークショップを見学したりと、赤レンガ倉庫自体も満喫。

ただ、このような場所でフェスが開催できるのは主催者の並々ならぬ努力のおかげだと思います。
来年も同じ場所で開催するには、一人一人のマナーが重要になると改めて感じます。

いつもお世話になっております。

ちなみにギターの等力とサポートギターGenさんがエンドースしていただいているESPさんのブースがありました。
とりあえず拝んでおきます。

そしてムロフェス公式のレポがどれもハイクオリティかつ情緒あふれており、ずっと読んじゃいますね。

夏を連れて来られた

漆を垂らしたような海に街明かりが乱反射し、APA HOTELと満月に見下ろされる中、Age Factoryが登場。
ステージを天色に染める照明に「ブルーライトヨコハマ」を感じつつ「向日葵」からスタート。
夏始まった。

優しげに手を差し伸べてくれる「SONGS」でこれ以上ないほどの一体感を得られたのも良いですが、やはり情緒溢れる「Blood in blue」「Shadow」を全身で浴びれたのが何よりも素晴らしかった。
たった25分のステージで夏を連れて来られ、そして連れ去られてしまったような気分。

魅力的なバンドばかりでもっと書けたのですが、とんでもない文章量になってしまうので、これくらいにしておきます。

久しぶりの野外フェスでしたが最高でした。

ただ、どれだけ運営さんが丁寧に準備してくれていたとしても、やはり夏フェス。過酷な環境には変わりありません。
救護室では横になっている方や足首をひねった方など複数人見受けられました。

きっと皆さんもこれからいろんなイベントやレジャーに行かれると思いますが、細心の注意を払いつつ楽しんでいきましょう!

ライブ情報

2024.8.18(日) 渋谷CLUB QUATTRO
RAY presents「Destroy the Wall」
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=J6120008

2024.9.29 (日) Veats Shibuya
2024.10.6 (日) 大阪バナナホール
Imperial Circus Dead Decadence×明日の叙景 2MAN SHOW
『神産む嵌合体と詩葬の彼岸』
https://eplus.jp/sf/word/0000116379

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