思わず目を引く写真講座 vol1 基礎編

こんにちは！
遠藤あすみです。

写真ビギナー必見✨
思わず目を引く写真講座の開講です〜！

はじめに

写真の講座と言えば、
カメラの使用方法や構図、光の読み方などが
一般的だと思いますが

今回の講座では、カメラの使い方ではなく

一眼レフでも、iPhoneでもどちらにも活かせ
必ず写真が進化する、クリエイティブ思考術を
中心に初心者の方だからこそ知って欲しい！
ノウハウをお届けします。

今回使う資料は、写真が苦手な、手作りケーキを作っている方から相談を受けて
実際に、写真講座を開いた時のものを使っています。

AFTERのお写真はスマホを使って撮影したものです！

お菓子をはじめ、
ご自身で商品を作っている方には、特に見て頂きたい内容です！

目的をはっきりさせる

「思わず目を引く写真」を撮る為に１番大切な事は目的をはっきりとさせる事です。

１番最初に、何故、写真を撮りたいのか
考えてみましょう。

今回は手作りのケーキ屋さんを例に考えます。

Q, 何故写真を撮りたい？
A, ファンを増やして購買数を伸ばしたい。もっと沢山の人に商品を知って欲しい！

Q, 誰に知って欲しい？
A, 自分の生活をもっと豊かにしたい人、子育てしているママさんなど

Q, 何を伝えたい？
A,身体に優しいケーキでも、お洒落で華やかなケーキがあるって知って欲しい！

Q,どこで？
A,インスタや店頭に置くチラシに写真を使いたい

Q, いつ？
A,サイトリニューアルに合わせて

と言う訳で！！
「オシャレなライフスタイルを感じる魅力的なケーキの写真」

これが、今回の写真の目的です！

写真に大切な３つの目

具体的な写真の作り方を学ぶ前に、写真に大切な３つの目について学びましょう！

1枚の写真作りには、「３つの目」を持つ事がとても大切です！

いつも、オシャレだな〜と何気なく見ている1枚の写真には
作り手の意図がしっかりと組み込まれています。

誰でも３つのうち

「あ！これ得意！」
「あ、、苦手だなぁ〜」

と思う目がそれぞれにあると思います。

勿論、３つの目を持っていなければダメだ！と言う訳ではありません。

まずは、
３つ目それぞれの目の強みを知って
写真を読み解く目を鍛えていきましょう！

鳥の目は、

全体を俯瞰で見渡す事が出来る目です。
1枚の写真の中に、どんな要素が詰まっているか、また

『好き！！』と思わせるものが何か、を見つける力のある目です。

虫の目は、

俯瞰で見渡す鳥の目に対して、
グッと写真をクローズアップし、より細かい部分に注目する力のある目です。

何故そう思うのか、何故そう見えるのか、
小さな事に注目して考える事の出来る目でもあります。

魚の目は、

波の流れを感じとるように、
空気感や雰囲気を感じとる力のある目です。

写真にモノとして、直接は写っていない、
雰囲気やトレンドなどのニュアンスを察知する力があります。

貴方は３つの目のうち、どの目が一番得意でしたか？

得意、不得意はあって当たり前！

大切なのは、
３つの視点を持って写真を読み解く、作る事が大事だ！と言う事を知る事です。

それでは早速、具体的にこの３つの目を使って

今回の目的である、
「オシャレなライフスタイルを感じる魅力的なケーキの写真」

を作っていきましょう！

鳥の目を使ってみよう

オシャレな写真を撮る１番の近道は、
何がオシャレな写真なのか知る事です。

今の世の中は、沢山の情報が溢れている時代。

好きな雑誌や、お気に入りのインスタグラマー、Pinterest等で、
撮れるようになりたいな、好きだな、と思う写真をピックアップし
リサーチしてみましょう。

さぁ、鳥の目の出番です！

沢山の情報の中から好き！と思う写真に狙いを定めましょう。

今回は、Pinterest を使って写真を探してみます。

ポイントは、英文で検索する事です！

[ cake photo styling ]で検索すると↓

[ muffin photograph ]で検索すると↓

どんな写真が出てきましたか？

沢山の写真の中から、
自分のイメージに近い雰囲気の写真を
5~10枚位ピックアップして保存しておきましょう。

検索ワードはいくつか変えて、より沢山の写真を見てみる事が大切です。

虫の目を使ってみよう

それでは次に虫の目を使います！

さて、お写真のピックアップができたら、全て並べて見てみましょう！

並べた5枚の写真
**
それぞれに共通している事はありますか？**

また、お菓子の他に何が一緒に写っていますか？

１つ１つの写真に注目して、
細かく分析してみましょう！

・全体的に白く朝の様な明るい写真
・お皿や網などの上に置かれている
・白いお皿が多い
・色の明るいテーブルクロスが写ってる
・お菓子や果物に動きがある
・ケーキなどが写真から見切れている

貴方は、どんな発見がありましたか？
どの位見つける事ができましたか？

見つける力は、沢山の写真を見ていく中で鍛えることができます！

最初は１つ、２つ位しか共通点が見つけられなくても

諦めずに続ける事が大切です！！

もしも
系統がバラバラな5枚だったら？

明るい写真や暗い写真、カラフルな写真、
色々な要素の入った5枚がピックアップされた！！そんな時も、1枚1枚しっかりと写真を見ていきましょう！

・白くて素材は大理石
・果物の盛り付けにデザイン性がある
・ふんわりよりもスタイリッシュ
・お菓子が整列していたり、まとまっていたりする
・明るいか、暗いか、パキッと雰囲気が分かれている

虫の目を使って写真を分析すると
自分がどんなものに惹かれているかが見えてきます。

ここで１度、beforeの写真を見てみましょう。

ここでも虫の目を使います！

・ケーキやクッキー、色んな種類のお菓子が1枚に沢山写っている
・お菓子の色がそれぞれに違う
・テーブルもまな板も存在感のある木目のもの
・全体的にギュッとしている
・すべてのお菓子が写真のフレーム内に収まっている

貴方はどんな事に気づきましたか？

次に撮りたいイメージをピックアップしたものと比べて見てみましょう！

ケーキやクッキー、色んな種類のお菓子が1枚に沢山写っている
↓
１つの種類のものが写っている

お菓子の色がそれぞれに違う
↓
お菓子は単色で、プラス果物の色程度

テーブルもまな板も存在感のある木目のもの
↓
白いテーブル、存在感のないもの

全体的にギュッとしている
↓
お菓子と果物のレイアウトに動きがある

すべてのお菓子が写真のフレーム内に収まっている
↓
どこかしら見切れている

それぞれを比べてみる事は出来ましたか？

ここで大切な事は、
**今は出来ない自分の事を決して責めたりはしない事です。
**

「写真が苦手」と言う人の多くは、
自分にはセンスがないと思っている人がとても多いです。

[       写真が下手、苦手      ＝      センスがない       ]

これは誤った方程式です。

より良くする為に今はまだ

何が必要で
どうしたら良いのか

『知らない』
『経験がない』

ただそれだけだ！
と言う事を信じて、沢山の写真を見て、分析する事を続けてください。

どんなに優れた写真家も、最初はビギナーだと言う事を決して忘れずに！！！

自分の写真をしっかりと分析出来る人は、必ず写真が上手くなります。

そして、『オシャレな写真が撮れる様になりたい！』
その気持ちが一番大切です。

さて！長くなってしまったので
「思わず目を引く写真講座 vol1 基礎編」

ここまでを前編とし、続きは後編にします！！

**

前編のまとめは、**

１、目的をはっきりさせる

２、３つの目（視点）のそれぞれの力を知る

３、鳥の目を使い、全体を俯瞰で見て、好きに注目する

４、虫の目を使い、写真をクローズアップし、分析する

次回は

魚の目を使って、空気感や雰囲気を感じ
実際に何をどう使えば良いかを学んでいきましょう！

思わず目を引く写真は、一昼夜にあらず！
トライ＆エラーの先に必ずたどり着くものです。

３つの目を大切に、沢山の写真を見てくださいね！