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職場に行かないと存在意義が感じられない?


先日、やっと私の職場も一週間のうち半分が在宅になりました。


実は、私はもっと早く在宅をすすめるべきだと思っていました。

「公務員、仕事しろよ」という声もあるかもしれませんが、

教員である私たちが、授業ができないのにいたずらに電車で毎日通勤し職員室で集まって仕事するよりも、COVID-19感染拡大を防ぐために、集まらない方が世の中のためになるんじゃないかと思っていたからです。

確かに、生徒が来ないからといって仕事がゼロになるわけではないし、やろうと思えば学校でしかできない仕事もありますが(教員の多忙化とか言われてるくらいなのでいろいろ雑務は消えません)

(あとできることは専門性を生かして、オンライン授業を考えていましたが、私の所属している教育委員会からNGが出ました。これに関してはまた別のところで気持ちを書けたらなあと思います)

ただいろんなことを天秤にかけたとき、やはり在宅の方が良いと感じていたので、実際に会議で在宅勤務が伝えられた時は、私自身は当たり前のように納得していました。

でもその会議で「必ず在宅しなければダメですか?私は学校に来ないと仕事が終わらないので困ります」

と発言する人がいました。

私は少し違和感を感じました。

普段、学校のために長時間労働もいとわず(残業代もでないのに)細かなところまでケアして仕事をする教員は、なんとなく学校の中で評価される雰囲気があります。

教育は利益を求めるものではないので、本人たちが良ければ効率化などせずに職人のような仕事をすることができます。

そういう人たちは確かにすごいのですが、

今はその姿勢はちょっと違うんじゃないかと私は感じてしまいました。

もちろん他にも来て仕事したい人はいるはずです。でもこのタイミングで学校で自分の仕事を一生懸命やるよりも、家で自分の家族を守ることが間接的に社会のためになると思うから、みんな来ないわけです。

ただ仕事を職場ではなく自分の家でやってください、と言われると「私は誰よりも忙しく仕事をしている」という自尊心みたいなものが満たされなくなるような気がするのは少し分かります。(まあ私は誰よりも忙しく仕事をしているわけではないですが、、)

それでも、もしその自尊心のために学校へ来て仕事をするのであれば、それは逆に自分勝手な行動では?と思えてしまいました。

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