別れの季節

3月は別れの季節という

確かに日本は3月が年度末で学校も仕事も4月からスタートするところが多い.だからこそ,3月が別れの季節といわれるのだが,僕の職業柄毎年のように3月には誰かしら見送ることになる.

いつも誰かがやってきては,誰かが去っていく.
それを淋しいと思うかどう思うかは 
そこまでどう付き合ってきたかにもよるんだろうけれど.

少なくとも何年か一緒にいると
当然愛情に似た感覚も増えてきて

たくさんお話をして
いろんなことを共有して

そんな人たちが旅立っていくのを見送るのは

ここからまた頑張れよ,っていう気持ちと
その人の人生の通過点であっても一緒にいられたことに
少し嬉しい気持ちと
やっぱりちょっと淋しいなぁが混じってくる

淋しさに浸る暇もなくすぐに次の人がやってきて
それはそれで楽しい時間が過ごせるのだけど

僕の存在が
通過していった人たちに
何らかの形が残っているといいなと
常に想うよ



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