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最初で最後のM-1狂騒曲

M-1グランプリ2022、3回戦が終わり、準々決勝が始まった。
金属バットにハマってからというもの、お笑いの見方がすっかり変わった私は、当然M-1の見方も変わったわけで。
これまでは決勝をぼんやりと眺める程度だったのが、今年は1回戦から結果を気にするようになった。
M-1が夏の風物詩だというのも、今年初めて理解した。

金属バットにハマり、劇場でお笑いを見るようになって、金属バット以外にもいろんな芸人を知った。
金属バットと共演機会の多い芸人や、面白くて印象に残っている芸人たちがこぞってM-1に出ているので、その人たちの結果が気になる。

1回戦では、その人たちがトップ3入りしているのをニコニコ見ていた。
劇場で見た、4〜5分あったはずのネタが2分に凝縮されているのを目の当たりにして、こんなにきれいにまとめられるものなのかと感嘆した。
知っている人たちだけでなく、初めて見た芸人の中にも面白い人たちがいて、新しい出会いを楽しんだりもした。

2回戦はネタを見るチャンスはなく、Twitterのレポと結果しか情報がなかった。
金属バットはシードなのでここから。結果を知るまで本当に緊張したけど、通過者発表時にMCのしましまんずさんが「来ると思ってた!」と言ってくれたのがうれしかった。
一方で、絶対行けると思ってたコンビが落ちたことに衝撃を受けて、M-1の厳しさを思った。

3回戦からは結果が後日発表なのがまた苦しい。
レポを漁って金属バットがウケたのを確認しつつ、ウケたからといって通るわけではないことも知り、結果を確認するまで気が気じゃなかった。
去年のファイナリストが落ちていて、いつだったか小林さんが「3回戦は普通に落ちる」みたいなことを言っていたのを思い出した。
3回戦動画は、さすが1回戦とはクオリティが段違い。
生で見たことがあるコンビは大抵知っているネタをやっていて、それがなんだかうれしかった。
金属バットの動画再生回数が群を抜いていて、みんな応援してるんだな、と胸熱だった。

こうして一喜一憂するのは、心臓には悪いけど楽しい。
どのネタをかけるのかとか、あのネタが仕上がってるとか、そういうのを追うのも面白い。
金属バットは今年でラストイヤーなので、こんなにM-1に振り回されるのはきっと今年が最初で最後。
もっと早くお笑いにハマっていられたらな、と最近毎日思っている。

ここまでで、応募総数7261組から116組へ。
準決勝へは、ここから更に1/4以下に絞られる。
こんなシビアな中で、4年連続準決勝進出している金属バットは、やっぱりすごいなあと思う。
あと一歩、決勝への壁はとてつもなく高いのだろうけど、今年こそはと信じている。

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