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#緊急避妊薬を薬局で 変わらない日本の避妊を今、変えよう

以前からの取り組みとして #緊急避妊薬を薬局で プロジェクトを推進しています!今回は、その経緯と今後の展望を改めてお伝えできればと思います。

緊急避妊薬とは?

緊急避妊薬(通称アフターピル)とは、避妊に失敗した時や性被害にあった時は、女性が産婦人科・婦人科を受診し、72時間(3日)以内にを服用することで、約80%の確率で妊娠を防ぐことができます。
できるだけ早く服用するのが効果的で、緊急避妊薬を服用することで排卵を遅らせたり、子宮内膜(受精卵が着床する部分)の状態を変化させて妊娠の成立を防ぎます。

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詳しくは、ピルコンのウェブサイト「緊急避妊薬・アフターピル」を見てね!

ただ、多くの人にとって、緊急避妊薬はかなり入手しづらいものです。

若い人たちからの「避妊を失敗してしまった。どうしたらいいかわからない」という相談はとても多く、たとえアフターピルの選択肢を知っていたとしても、「人目も気になり、産婦人科には行きづらい」「仕事があって休めない」「土日や祝日(連休中)で病院がやっていない」「学生なので高額すぎて買えない」などの声があり、非常にアクセスのハードルが高いことがうかがえます。

コロナ禍で10代の妊娠不安の相談が急増

そんな中、コロナ禍で、10代の妊娠不安の相談が3月の休校措置以降、急増しています。

要望書・署名を厚生労働大臣に提出

そこで、新型コロナウイルスの影響をふまえ、緊急避妊薬への早急なアクセス改善を求め、「緊急避妊薬の薬局での入手を
実現する市民プロジェクト
」を産婦人科医の遠見才希子さん、日本でSexual Healthが守られることを目指す活動を行う #なんでないの プロジェクト福田和子さんと共に立ち上げました。
2020年7月21日に、25の市民活動団体による要望書と、6万7千筆(2020年8月現在約8万6千筆)のオンライン署名を厚生労働大臣宛に提出。

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【私たちの要望】

緊急避妊薬を薬局でパネル

▼要望書全文はこちらから
https://kinkyuhinin.jp/advocacy/%C2%A0

厚生労働大臣政務官自見はなこ氏からは要望に対して前向きに受け取っていただきましたが、「性に関する健康教育や薬剤師研修などの土台づくりも含めて推し進める必要がある」とのご意見もいただき、それぞれの要望に対して具体的な目標・期限の設定に関する言及はありませんでした。

が、これを機にメディアにも多く取り上げられました!

▼【性暴力を考えるvol.91】どう考える? “予期せぬ妊娠”と緊急避妊薬(NHK クローズアップ現代+特集ページ)
https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0014/topic012.html

▼ABEMA Prime放送動画全編(27分)
EXITと考える"古いままの性教育"どう変える?
https://gxyt4.app.goo.gl/YKLm9

▼ABEMA TIMES 記事
「コロナ禍の中、“望まない妊娠”で困っている子がたくさんいる」
…バービー&EXITも疑問を呈する日本のアフターピル処方、性教育
https://times.abema.tv/posts/8617846

TBSの朝のニュース「グッとラック!」にも取り上げていただきました。

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皆さんとできること

議論が巻き起こっている今、日本のおかしい現状を変えていくチャンスです。今手を打たなければ手遅れになる人もいる中、性の健康教育と両輪での早急なアクセス改善の対応が必要です。

ぜひ、緊急避妊薬のアクセスを世界スタンダードにする早急な対応を求め、「#緊急避妊薬を薬局で」タグをつけて、皆さんも声を上げていただけたら嬉しいです!

今後、要望書・署名を日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会、日本薬剤師学会などにもお届けできればと思っています。

▼緊急避妊薬を薬局で署名キャンペーン
(現在署名賛同者数8.5万筆超!目指せ10万筆!)

▼#緊急避妊薬を薬局でプロジェクト

今回の緊急避妊薬のアクセス改善が、ガラパゴス化する日本の「性と生殖に関する健康と権利(Sexual Reproductive Health & Rights / SRHR)」を推し進める風穴にしていきたいです!


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