宿のお仕事④音楽が繋いでくれた
前の記事にも記しましたが
最初に、働くご縁のあったお宿を訪れたきっかけは
友人主催のリトリートに
演奏を一緒にと、声をかけてもらったことでした。
（✴︎前回の記事はこちら）
とあるお山の上での数泊のイベント
九州からしばらくぶりに遠出をして
そちらに直行し
誘ってくれた友以外初めましての人たちの中に
いきなり飛び込んで演奏もしてとなると
ちょっと心身疲れちゃうかなぁと思い
ひとまず、長野に着いてから
そこのお宿に数泊泊まって
ゆっくり新たな土地を感じたかったのでした。
（時にすると、2022年のこと。昔のようで、今ここに鮮やかに感じる、ありがとうの記憶。）
当時は（今も持っているよ♪）ハルモニウムという鍵盤楽器と共に
よく歌っていました。
あたたかで奥深い
オルガンやアコーディオンにも似た音色です。
楽器が好きな、宿のオーナー
お宿にはいろいろな楽器があります。♪
が、ハルモちゃんは（日本では？）珍しい楽器なので
初めましてで
とっても興味を持ってくれました。
そして、私が、特に観光目的で泊まっていたわけではなく
休憩目的で
わりと宿でのんびりしている時間が長かったので
宿のお仕事の合間に
他の宿泊者のお友達も連れて
（そして、この子とのご縁が、働くことになったきっかけの点を繋いでくれたんだ。めぐり合わせは、いつも完璧に、自然に♪）
川に遊びに連れて行ってくれたり
とってもあたたかい時間でした。
楽器は全部繊細なものかもしれないけれど
ハルモニウムは、繊細な楽器で
少しでも弾き始めの手順や、弾きながらの両手の動かし方を間違うと
壊れてしまうことがあります。
誰かが試しに弾いてみたいと言ってくれる場合は
それを説明してから
信頼し、相手にゆだねる。
おもしろかったのは
長野に誘ってくれた友人は、ゆっくりおそるおそる弾いていたのに対し
（大切に、慎重にしてくれたということ✨）
宿のオーナーに弾かせた時は
おそるおそる感なく
めちゃめちゃ速く弾いていて
（こっちがちょっとこわくなるくらい。笑）
（歳を感じさせない、少年のような自由なのんびり感のある方。）
こういった違いからも
その人の性質や感性が垣間見えて感じられることが
（どちらが良い悪いではないよ♪どちらも素敵なこと。）
おもしろいなぁと、笑っちゃったのを覚えています。
とにかく、ハルモニウムと共に長野にゆくことになり
その時に
そのお宿にお世話になったことで、ご縁が繋がりました。
（ちなみに、その時期は、ゲストハウスより
アパートを民泊用にしているところに
ひとりでゆっくり泊まるのが好きだったのだけど
その地域で探しても全然なくって
久々に、ゲストハウスのようなところに泊まったのも
ご縁を繋いでくれた、自然なめぐりでした。）
そこからすぐに働くことになったわけではなく
その後また、別のご縁と体験を経て
（全てのフェーズにありがとう✨）
鎌倉暮らしの終わりのタイミングで
その次の流れについて
自分で頭で計画しようとせず
大きな流れにまかせていました。
地元に戻ってもいいし
次の場所に、サインとコーリングが来るなら、受け容れる。
そんな時期、何ヶ月かたまに着信のあった
登録していない携帯番号からまた着信。
登録してないし、誰かわからないから
出ていなかったのだけど
さすがに定期的にかかってくるしなぁ
と、若干おそるおそるふと出てみたら…
あの時宿で出逢った、宿泊者のお友達でした。
（SNSをやっていない子でね。
その子は携帯を2台持っていて
私が登録していなかった方の携帯番号からかかってきていたのでした。）
電話の内容など、いろいろと割愛しますが
その、ふと出てみた電話がきっかけで
宿のオーナーにも、久々に連絡を取ったところ
公に募集はしていないけれど
働いてくれる人が誰かいたらいいなぁと
いろいろと考えている時期だったのが重なり
お互いにとってのベストなタイミングで
住み働きしてみる流れになったのでした。
めぐりはいつも、そこにまかせている人に
必要なFlowを与えてくれるよ。
Flow, flow, flow in the river of life…♡
ピアノは小さい頃からやっていたけれど
弦楽器は苦手だと思っていた。
お宿で初めて働いたその時は
ハルモニウムを山梨のお友達のお家に預けていて
弾けなかったから
ふと、空き時間に手に取った
宿のウクレレ。
“できない”を溶かして
練習してみる。
楽しい！続けてみたらできそう♪
そこから、私の音の表現に
ウクレレちゃんが加わりました。
そして、ずっと宿のウクレレだと
去るときに弾けなくなってしまうので
自分用にひとつ、これだ♪という子を迎え入れた。
そこから
音と経験を重ね重ね
いろいろなめぐりを経て
静かな、実家の自分の部屋で
初めて
声とウクレレと、ハルモニウムと
みっつを合わせて録音できたときは
感動でした✨
全ての自分のめぐりのハーモニーがひとつになる。
私の中の、共同創造。
いろいろな経験をしてくれて、ありがとう。
いろいろな自分と、人と、楽器との、全ての出逢いに、ありがとう。
人生のめぐりに、ありがとう。
あすかという作品が生きる
人生の作品の中の
音の作品。
この綴りもまた…🪶今ここに、ひとつの作品として、置いておくね。
めぐりゆく。
✴︎合わせて聴きたい作品たち
✴︎その他、楽曲のダウンロード、こちらから
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？