人の話に影響されて落ち込むことはありますか?
私は人の悩みを聞く仕事をはじめて5年目になりました。
この仕事を始めた頃は、すぐに人の話に影響されて、自分まで気持ちが沈んでいました。元々人に影響を受けやすい性格で、よくもらい泣きをするし、怒っている人を見たら動悸がします。
ですが今は、影響されることはあれど、それほど長引かなくなったのです。
チャットでもお悩み相談を行っているので、朝起きたら「死にたい」と送られてきていることがあります。以前はそれで1日中どんよりした気分になっていたのですが、今は平気です。
この投稿では、人に悩みを打ち明けられた時に、自分が落ち込まないための対処法をご紹介します。
・人に影響されやすい人
・共感能力が高すぎてきつい人
はぜひ最後までご覧ください。
家族や友達から悩みを打ち明けられた時に、気持ちが沈むのを防ぐことができます。また、変に手を出し過ぎて、共依存関係になるのを防ぐことができます。
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どんな状態だと影響されていることになる?
まずは自分が影響されていることに気付きましょう。自覚がないパターンが一番危ないです。次のことに当てはまったら、もう影響されていると思って良いでしょう。
気分に変化があった時
なにかしたいと思った時
自分にとって良い変化なら、いくら影響を受けても良いですね。しかし、自分がすごく暗い気持ちになったり、望まない行動をするのは避けたいところ。
気持ちや行動面に変化があった時は、まず影響されたことを自覚しましょう。
影響された時にどう切り替える?
影響されやすい性格の人は、どうしたって影響されます。それは生まれ持った気質です。変えることはできませんし、変える必要もありません。
自分の気質をよく分かって、上手く付き合っていくことができれば、それはあなたの長所になります。
では、よくない影響を受けた時の切り替え方をみていきましょう。
①自分と他人の境界線を明確にする
人に影響されやすい人は、自分と他人の境界線があいまいです。
人の問題を、自分事のように感じてしまいます。
防音室をイメージしてください。他の人の部屋はコンクリートの壁ですが、影響されやすい人は透明のビニールシートくらいです。
もはや筒抜け。その状態では、防音どころか、相手がなにをしているかまで透けて見えてしまいます。
影響を受けやすい人は、人の感情にも敏感なことが多いのですが、ビニールでできた壁なので、人の心が透けて見えて当然ですね。
それでは自然と疲れます。
相手との距離感が分からなくなることもあります。
ですから、まずは自分の心の壁がビニールでできていることを知って、自分は自分の部屋、人には人の部屋があることを知りましょう。
②自分にできることは限られている
相手との距離感が分からなくなった時、ついつい助けたいという気持ちも出てきます。これは人に備わっている、人の役に立ちたいという欲求によるものです。
しかし、人は自分の能力以上のことをすることはできません。まずはそれを自覚しなければ、どんどん疲弊していくことになります。
いくら助けたいと思っても、できないこともあります。
自分が疲弊している時は、キャパを超えている時です。まずは自分が疲れないように、距離を保たなければいけません。疲れている時は他の相談場所を紹介したり、距離を置いたりしたほうが良いでしょう。
中途半端な優しさはかえって迷惑になります。
その人がいなければ生きていけないような手助けの仕方は、誰得でもありません。自分に依存させるやり方は、手助けではなく自己満なのです。
本当の手助けというのは、その人が本来持っている力を引き出すもの。自立を助けるものです。
③別のコミュニティの人と接する
もしも人の話を聞いて疲弊してしまったら、自分は別のコミュニティの人と話しをするようにしましょう。
例えば、家庭で疲れたら、職場の同僚に話しを聞いてもらったり、
職場で疲れたら、趣味の仲間に相談したりします。
そのため、所属するコミュニティは多ければ多いほど良いです。同じ価値観を持った人たちと交流をしたり、反対に、全く違う価値観の人と交流をしたりすることが精神を安定させてくれます。
ひとつの場所にしか所属しなければ、だんだんと視野が狭まっていきます。家と職場だけではコミュニティとしては不十分です。趣味、習い事、副業、友達など、様々なコミュニティを作れるように、出かけていきましょうね。
最近ではオンラインで習い事もできますし、オンラインサロンなどもありますので、どこに住んでいるかは関係ありません。実際に会える距離に仲間がいれば理想的ですが、そうでなくても仲間は作れるので、調べることをおすすめします。
まとめ
今日は、人に影響された時の切り替え方についてご紹介してきました。
どれか一つではなく、全て必須です。
人に影響されてつらい方や、何度も同じことを考えてしまう方は、ぜひ覚えるまでこの投稿をご覧いただければと思います。
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記事を読んでくださりありがとうございました。辛い思いをしている人が少しでも楽になりますように。