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器用貧乏で飽き性、夢中になれたのが映像だった。映像ディレクター中村創が振り返る経歴。

新卒フリーランスで映像ディレクターとして活動する中村創さん

学生時代に、フロリダディズニーでのインターンシップ、有名ブロガーのアシスタント、栃木SCでのマーケティングインターンなど様々な職種を経験。その中でも写真と映像を武器にして生きていくと決意し、ほぼ未経験のまま大学卒業後フリーランスに。

創さんの経歴を辿りながら、学生時代〜今に至るまでの道のりをお話しいただきました。

<聞き手> 池田 明日翔(ネオンアカデミー1期生)


中村創さんのプロフィール・経歴

本名:中村 創(なかむら そう)
生年月日:1997年4月1日
年齢:26歳(2023年3月時点)
出身地:千葉県市川市
血液型:A型
職業:映像ディレクター
好き:温泉・旅・キャンプ・阪神タイガース・栃木SC・盛岡冷麺・たい焼き

経歴
少年時代:習い事たくさん。小学6年生のころは吹奏楽とサッカー部の二刀流
中学/高校:サッカーひとすじも中2で腰痛発症。怪我を理由に高1冬にサッカーをやめ自由の身に!
大学:東南アジアをバックパックで旅したり、フロリダのディズニーで働いたり。帰国後ブロガーのアシスタントをして記事を書いたり。
休学/復学:国内でゲストハウスを立ち上げるために休学するも早々に失敗。軽い無気力症候群になる。その後、1年間栃木SCのマーケティング戦略部でインターン。
フリーランス:映像クリエイターとして独立。独立と共にコロナ禍突入。なんとか生き抜く。
現在:独立4年目がまもなく終了。観光や一次産業に関わる映像制作をしながら、メンバー6人と写真集「ひとすじ」を制作中。

多彩な経験から映像の世界へ

ディズニー留学時代

ー 経歴を見ると、学生時代から活動的で既に気になるワードがたくさんあるんですが・・そもそも映像を始めたきっかけは?

創さん:自分を一言で表すなら、器用貧乏で飽き性。学生時代は、マーケティング・事業開発・ライティング・デザイン・ブログ・中華屋ホール・倉庫バイト・テレアポ・結婚式スタッフ・ディズニーキャストなどなど大小様々ですがいろんな職種を経験しました。どれもすぐに飽きてしまって、、、その中で唯一、カメラで写真を撮っている時が没頭できて時間の流れが早く感じたんです。記事を書いている時は「まだ10分しか経ってないのか〜」と時計をチラチラ見てしまうのに、カメラを触っている時は「もう1時間も経ってる!!」みたいな。

ちょうど将来のことを考えているタイミングで、当時VLOGが流行り始め、海外を旅した風景をカメラで撮って発信してる人たちを見て、自分もこんな風になりたいな〜と。じゃあ、「映像で勝負してみるか!」と思い、始めてみました。

ー 好きなことって時間が一瞬ですよね。。それで、卒業後すぐにフリーランスに?

創さん:企業に入ることも考えて就活もしてみたのですが、栃木SCというサッカークラブでのインターンの影響が大きくて。。

栃木SCインターン時代

ー どんなインターンだったんですか?

創さん:当時Twitter(X)でよく見ていたマーケターのえとみほさん直下での仕事で、週3日は宇都宮で泊まりながら働き、どうやったら集客が良くなるか、ちょうどチームがJ2残留できるかどうかのところにいたので、チームのみんなと一致団結して必死に働いていました。最年少で皆さんに可愛がってもらえて、本当に楽しかったんです。

その反動で、栃木のインターンの仕事から家に帰って 将来を見越した活動をしようとしてもエネルギーが全く残っていなくて、このまま企業に就職すると「自分の行きたい方向にはいけそうにない」と思い、新卒フリーランスになることを決めました。

コロナ禍でスタートしたフリーランス生活

ー フリーランスとして活動し始めた頃にコロナがやってきて、きっと仕事への影響は大きかったですよね?

創さん:人脈もなければスキルもない、投資できるお金もない状態だったのは辛かったです。毎日悪夢を見て起きる生活でした。

ー 毎日悪夢・・!ツライ!

創さん:時間だけはあったので、映像のオンラインサロンに入って人脈を作ったり、YouTubeを見て映像の勉強をしたりして、小さい仕事から少しずつ繋がっていきました。今では、大手の企業や行政からもお声がけいただくようになって思い描いていた映像クリエイターに近づいたかなと思います。

ー 創さんは、撮影・編集・ディレクションまで全部ひとりで担当しているんとのことですが・・全部の工程をひとりで担当するって、大変じゃないですか?

創さん:同時進行で4~5件動いているので、納期が重なると大変にはなりますが、逆に全部自分でできるので、自由というか、細かいところまで自分の頭の中にあるものをアウトプットできるので、自分にとってはこのスタイルが合っているんだと思います。

▼過去の映像作品はこちら

ライフワークとして始めたプロジェクト「ひとすじ」

「ひとすじ」で取材した駄菓子屋さん

創さんがライフワークとして、仲間たちと進めているプロジェクト「ひとすじ」は「50年1つの仕事を続けている人」の人生観や仕事観をインタビューする企画。

ー 個人的にとても興味があるプロジェクト!どんなきっかけで始まったのですか?

創さん:僕自身、普段の仕事は広告の案件が多く、公開期間が決まっていてその期間が終わると見れなくなってしまったり、クライアントさんから発注を受けているため、自分の思った通りの映像が作れないことがあります。

純粋に何かしら形に残したいな〜と心のなかで思いながら過ごしていました。なかなか追いたいテーマが見つからなかったのですが、偶然出会った小樽のお寿司屋さんで、軽くお話ししてる中で、50年寿司職人をやってるという話になり、本人は謙遜してる(寿司しかできない)と言っているのですが、僕からしたらとんでもなくすごいことだと思い、転職が当たり前になった今だからこそ1つの仕事をやり続けた人ってどんなことを思ってるんだろうと思い、このテーマを追うことにしました。

ー インタビューや取材って、ぎゅっと凝縮してその人や職業のことを知ることができて、面白いですよね。50年1つの仕事をしているということは、、みなさん年配の方だと思うのですが、取材するときに心がけていることはありますか?

創さん:これまでの働いてきた話を聞きつつ、その中でも深めたい話に関しては、遠慮せずにかなり突っ込んでお聞きしてます。写真を撮る時はあくまで自然体でカメラをそこまで意識しないでくださいと伝えて、自然な表情になるようにコミュニケーションをとっています。

ー 「ひとすじ」の写真集 & 写真展は、いつ頃リリースになりそうですか?

創さん:今年の夏くらいには写真集のクラウドファンディングをできればと思ってます!秋には都内で展示をやりたいです!

ー 楽しみ!!!

ネオンアカデミーのここまでの感想をズバリ!

NEON ACADEMY 1期生


ー まもなく後半戦に突入しますが、ここまでの感想を!

創さん:課題が多くてなかなか大変です(笑)自分は典型的な「理想型」であることがわかったので、120点しないとアウトプットできない気持ちが強くあったのですが、60点くらいでもとりあえず出すことを心がけてやっていこうと思ってます。

ー 課題多いですね・・私も必死にくらいついてます!

創さん:学んだことがどういうアウトプットになっていくのか、まだ具体的なイメージはできていないけど、、自分の中では、映像ディレクターの軸はブラさずに、もう少しできる範囲を増やせた方がみんなハッピーになれるんじゃないかなと思っているので、まずは映像に生かしたいです。その上で「ひとすじ」のプロジェクトでもうまく反映させて実践できればと思ってます。

今後の目標

ー では、最後に今後の目標やチャレンジしたいことを教えてください!

創さん:仕事面でいくと、もっと海外での観光案件や人の想いに触れられるような映像制作をしていきたいです。ライフワークは、「ひとすじ」を納得いく形で最後までやり切ることですかね。やり切ったら独立当初の目標だった海外に行ってこようと思ってます。

将来的には、今の興味テーマである「働くこと」や温泉、たい焼きに関する事業を展開できたらと思ってるので、クリエイティブディレクションのスキルをあげて還元できるようにしたいです!

ー 是非、秋田県南エリアの撮影がある際はローカルコーディネートお任せください!ありがとうございました!


学生時代からいろんな職種を経験し、映像の世界へ。

これまでに経験したことがきっと映像にも活かされていて、器用貧乏は視野を広く たくさんアンテナを立て、行動力がある証だなと感じました。

そして、創さんのひとつひとつの言葉から「好きなことを突き詰めたい」「こだわりたい」という想いが伝わってきました。

映像を軸に、自分の好きなことにまっすぐ突き進む 創さん。今後の活躍がとても楽しみです!

So Nakamura / 中村創
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