2021年2月の紫野あすか
紫野あすか三鷹市議を応援してくださる皆様こんにちは!
東日本大震災からそしてその後に続く、福島第一原発事故から10年を迎える3月になりました。10年前の大地震を思い起こさせる余震が先日あったり、ニュージーランドでも大きな地震があったり、既視感がありますね。
コロナ禍で災害は起きて欲しくありません。原発は人間の決断で「やめる」ことができますが、自然の力はどうすることもできません。
新型コロナウィルスの感染が始まってから一年が過ぎようとしています。
国民にばかり努力を強いる政府の在り方に、皆さんの疲弊感・不安感は増すばかり、暮らし向きはどんどん悪くなっていく一方です。
復興の名のもとにオリンピックを進めてきた我が国ですが、未だに仮設住宅で暮らしていらっしゃる方がいることを考えれば、復興なんて置いてきぼりだし、2月は森喜朗氏の差別発言でゴタゴタするオリンピック組織委員会の様子も浮き彫りになりました。オリンピックよりも命を守るまともなコロナ対策をと、多くの方が思っていらっしゃるのではないでしょうか。
あすかさんは今月も、コロナ対策の情報が届くようにとチラシをお配りしたり、困っている方の声を聞くために直接お話をお聞きしたり、アンケートを配ったりと、宣伝カーで地域を回っています。
そんな時、若者がさりげなく手を振って応援してくれたり、公園で遊ぶ小学生から「フレー!フレー!しのあすか!」と声援をかけてもらったりしたそうです。そういう嬉しい応援が、あすかさんを衝き動かします!
また、議会の前には、「26日は病院なので傍聴に行けないけど頑張ってね。生活保護申請の時もペースメーカーの手術の時も親身になって支えてくれたのは共産党の人だったのよ。応援しているからね。」
と電話を下さった方もいらっしゃるとか。
市民の皆さんの暮らしが少しでも希望が持てるようにと、共産党市議団の皆さんと力を合わせて頑張るあすかさんの様子を今月もお伝えしていきます。
☆なぜ条例提案?
高齢者補聴器購入費助成条例
高齢者の補聴器購入費助成は、全国21の自治体で既に行われています。
どの自治体でも、要綱として実施されていますが、昨年12月議会で、共産党市議団は「高齢者補聴器購入費助成条例案」を議会に提出しました。そこには、共産党市議団の皆さんの市民を思う熱い気持ちがありました。
高齢化社会が進むなかで、補聴器購入の助成が一時的なものでなくずっと続けられるよう、法規として制定しようということなのです。
法規とすれば、助成金額の改訂など議会でチェックすることができますし、三鷹市の高齢者福祉に対する思いもアピールできると考えたからだそうです。
素晴らしい条例提案ですよね!!!感激してしまいます!
その条例提案は、厚生委員会に委託して継続審議されることになり、4日に執り行われました。
まず、共産党市議団の大城みゆき議員が提案内容を説明しました。
重度の難聴の方は、障がい者手帳が交付され、補装具支給制度があるということで、今回の条例案の対象には含まれません。
WHO世界保健機構の調査や厚労省の認知症施策推進大綱、 令和元年度三鷹市高齢者の生活と福祉実態調査をもとに、聴力低下された方々の生活実態を把握し、目的の説明が丁寧に行われています。
また、三鷹市の最新の統計年報や国立研究所の調査を利用して、対象者を決めています。
さらに、欧米諸国や日本の他の自治体(全国で21自治体)において、どのような助成が行われているかなどの資料も添付し予算案も考えました。
都の包括補助を利用すれば、市の負担は減らせること等、きめ細かに調べています。
江東区の場合は、現物支給だけでなく、唯一、アフターフォローを行っています。利用者に合わせて補聴器の調節をしていて、「とても便利」と喜ばれているそうです。
こういう他の自治体の素晴らしい公助のあり方を学び、実践していこうとする姿こそ、私たち市民が議員に求めているものではありませんか?
残念ながら、この条例案は下記の通り否決されました。
こんなに綿密な素晴らしい条例提案を否決する理由が全くわかりませんが、反対議員からは「時期尚早」という意見もあったとのことです。
コロナ禍で、閉じこもりがちな今だからこそ必要なのではないでしょうか?
私たちの求めているものを行政において実現してくれる人を選挙で選ぶことがいかに大切かということがわかる委員会報告でした。
ところで欧米諸国では、難聴については医療の領域として捉え、日本においては障がいの領域で扱われているそうです。
人間の営みを肯定的に考えるのか、否定的に考えるのか、こういうところにも大きな違いがあるのですね。
すべての人が大切にされる社会にするためには、私たちひとりひとりの物事の捉え方も大切だと感じます。
☆市民に寄り添う一般質問
~生活保護扶養照会と自宅療養者支援~
2月末からは3月議会が始まります。あすかさんは、当然一般質問しますが、一般質問に立つのは、5人(議員数は議長含む28名)の議員さんのみなのだそうです。そのうち、共産党市議団が2人です。
共産党市議団は大城議員、栗原議員、前田議員とあすかさんで4人いらして、通常の議会ですと代表質問1人と一般質問3人と役割分担されて議会に臨まれますが、今回は、コロナ禍ということで一般質問の時間短縮や自粛ムードがあるのだとか。
いつもは会派全体70分のところを35分に減らされたため、大城議員は今回は泣く泣く断念され、前田議員は初めての代表質問に挑むそうです。
↑後日、前田議員の質問時間は変更
コロナ禍で暮らしが大変な時だからこそ議会で市民の声をしっかり届ける必要があるというのに、この議会の在り方は有権者として残念でなりません。
あすかさんは、議会のない時は、生活相談を受け、市民の方が、どんなことに困っていらっしゃるのか、その声を聞き、それぞれに対応されています。
そして、そこで感じた問題点を、市民に寄り添う形で一般質問されるのです。
今回は「コロナ禍での市民の暮らしを守る施策について」
①生活保護の制度について
②コロナ自宅療養者の支援について
の2つです。
この新聞は、あすかさんが相談者の方に渡された、新聞記事ですが、
1月18日から通常国会が始まり、共産党の小池晃参議院議員が、
生活保護申請時の「扶養照会」問題について、「義務ではない」という重大な答弁を引き出したことが書かれています。(←下線部からリンク先の国会動画がご覧いただけます)
いつも、ご相談を受けた方の生活保護申請に同行するあすかさんはじめとする地方議員の皆さんにとって、小池晃議員の追及はガッツポーズものだったと思います。
しかし、現場ではまだまだ、生活保護申請時の色々な場面で、嫌な思いをされる方は多いようで、あすかさんはFacebookに次のように書いています。
そして、後日あすかさんは、この方と一緒に生活保護申請の窓口に行かれました。気になっていた「扶養照会」は保留として通してくれていたそうです。
暮らしの不安がなくなれば、希望も持てるんですよね。この方も「長生きしたい」と明るい声で話してくれたと、あすかさんも言っていました。
あすかさんは、新型コロナに感染され亡くなられた方のご家族や、既に完治された方から、どんなことが大変だったのか、困ったのかという貴重なお話を聞かれています。
実際、年末からの感染拡大で、三鷹市内の新型コロナ罹患者も増えていますが、市内に保健所がないため、その実態把握はすぐにできなかったり、詳細把握はなかなか難しい状況にあるようです。
お話から、自宅療養者の一番の問題は食事だということが分かりました。
自宅から出られないのですから、買い物にも行けませんよね。
直接の接触は避けながらも、食事の配達をすることで異変はないかなどの安否確認をするなどしている自治体もあります。
そして、東京都は1月25日より、自宅療養者への支援のため「自宅療養者フォローアップセンター」を各保健所に設置していますが、三鷹市を管轄する多摩府中保健所(近隣6市と一緒)は府中にあり、保健所はパンク寸前で手が足りず、三鷹市在住の自宅療養者に向けた支援や情報が行き届かない状況だということが分かっています。
接触を避けるコロナ禍では、ITでの情報発信がどんどん進んでいて、
自宅療養者の健康管理は電話ではなく、LINEアプリで行われるなど、スマートフォンを持たない高齢者の方々への対応には、支障をきたしかねません。
これらの状況を踏まえ、26日一般質問に臨みました。
↑ 森喜朗氏への抗議を表す白いジャケットで議会の一般質問に臨んだ
紫野あすか議員
あすかさんの質問を文字で読まれたい方はこちらからご覧いただけます。
あすかさんの質問の様子を動画で見たい方はこちらからご覧いただけます。
限られた時間の中で、的確に問題点を指摘し、生活保護申請扶養照会については、前向きな答弁をいただいたり、保健所が市内にないことの問題も浮き彫りになったように思います。
街角トークで司会進行を担当して下さる二朗さんも議会の様子を動画で見て次のような感想を述べています。
今回も、実態をしっかり把握したうえで、市民に寄り添い、議会に声を届けています。
コロナの対応については、他の自治体でできていることを、三鷹市でもぜひ実行して欲しいというあすかさんの熱い気持ちが伝わってきましたね。
職員の方々にもその気持ちが伝わり、善処されることを期待しましょう。
3月には、予算委員会で質問に立つそうです。どんな質問をしてくれるのか楽しみですね。
その模様は、来月号で詳しく取り上げたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
↑ あすかさんの作ったプリン。懐かしさが漂ってきます。
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