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【ドライブ企画】宗谷岬→東京RTA

出発/企画説明

日本最北端の宗谷岬からこんにちは。
諸用で1ヶ月ほどしばらく稚内を離れることになったしろまるです。

これからとりあえず実家のある横浜へ車で向かうのですが、今回は前からやってみたかったとある挑戦をしてみたいと思います。

企画名は『宗谷岬→東京RTA』。道中で観光などを全くせずに最北端から首都東京まで移動ドライブし続けると何時間かかるのか検証してみたいと思います。

「どこにも立ち寄らないなんてもったいない!」と思われるかもしれませんが、東京⇄稚内間の移動は何度も経験しているのでたまにはノンストップもアリかな…といった次第です。

稚内市民だからこそできる贅沢な挑戦でもありますね。

本挑戦は、
① スタートを宗谷岬、ゴールを東京駅とする。
② 移動手段はマイカー(ハスラー)。高速利用可。
③ ドライバー交代無し。
④ しっかり睡眠をとる。安全運転順守。

が前提となります。

RTAといえども、あくまで安全運転を最優先とし、それなりの人権を確保した行程で実施します。

それでは行ってみましょう!!

2024年4月24日15時00分。企画スタート!


東京へ向けた限界ドライブが幕をあけました。
本記事では、ハスラーのダッシュボードに固定したスマホで撮影した動画のスクリーンショットにて実況を進行します。

1日目 北海道脱出

今回のドライブは1泊2日予定で、初日は北海道脱出が目標です。

15:20 先程走ってきた道を、稚内市内の方向に戻ります。
15:25 稚内市街地の手前で国道を外れ『ミルクロード』と呼ばれる裏道を使いショートカットします。さようなら稚内。
15:45 国道40号線に合流し、豊富バイパスを走行。快適♪路肩にはまだ雪。
16:05 バイパスを降り、2020年に新しくなった天塩川大橋を渡ったところで右折し国道232号へと進路をとります。
17:30 ひたすら国道232号を南下し羽幌を通過。ちなみに、稚内と札幌を結ぶ都市間バスも同じルートを走ります。
17:50 この道は『オロロンライン』とも呼ばれる北海道の日本海側を走る絶景ドライブコースですが、本日はあいにくの曇天。
18:20 留萌で日本海とお別れして、無料の自動車道『深川留萌自動車道』に乗ります。
18:50『深川留萌自動車道』は基本的に片側1車線の北海道の地方部によくある高規格道路です。
19:00 深川西インターから道央自動車道に突入します。これまでは高速道路に縁がない最北人ゆえ一般利用を続けてきましたが、ついに本企画遂行のためにETCを導入しました(๑˃̵ᴗ˂̵)و
19:20 日本最北のサービスエリア『砂川SA』で休憩します。すっかり日が落ちてしまいました。
20:20 小休止後はそのまま道央道を南下。札幌ジャンクションで道南方面へ。
21:00 札幌周辺は雨でした…(-_-;)
21:40 このまま一気に函館へ…
は行かず、苫小牧で高速を降ります。
22:00 市内を走行し、見えてきた看板は…?
宗谷岬を出発してから7時間強。
22時過ぎに苫小牧西港フェリーターミナルに到着しました。本日の移動はここまでとし、苫小牧からフェリーで北海道を脱出します。


苫小牧には西港と東港の2つのフェリーターミナルがあり、仙台/大洗/八戸(西港)、敦賀/新潟/秋田(東港)の合計6都市へ船で渡ることができます。

本企画で選択した航路は、苫小牧から八戸へと至るシルバーフェリーです!シルバーフェリーの深夜便は23:59に苫小牧を出港し、翌朝7:30に青森県の八戸港へ入港します。睡眠をとるのにちょうどいい最高の運航ダイヤです。

函館まで走って函館→青森で北海道を脱出するルートもありますが、自走距離が長くなるうえに乗船時間が短くじゅうぶんな睡眠がとれないと判断したため、総合的にみて苫小牧→八戸シルバーフェリーを選択しました。しっかり休んで安全運転をしましょう。

23:00頃に船内へと案内されました。
フェリーに乗り込む瞬間はいつもワクワクです。
乗船完了。
愛車で道外へ出かけるのは約半年ぶりです。
23:59。定刻で苫小牧を出港します。

明日に備えてしっかり眠りましょう。
おやすみなさい…

2日目 東北道を突っ走れ!

2024年4月25日午前7時30分。
青森県の八戸港からおはようござます。

苫小牧発の深夜フェリーで本州へとやってきました。函館→青森航路とは違ってそこそこの乗船時間があるためしっかりと睡眠がとれるはず……だったのですが、この日は海が時化しけており夜中に何度か揺れで目が覚めました……

7:35 フェリーを下船し、本州に上陸します。
たまたま車を積み込んでいたポジションが良好だったおかげで最初に下船させてもらうことができました。
RTAにご協力ありがとうございます(違う)
7:40 八戸市街を走行。桜が咲いていました。
7:50 八戸ICから高速に乗ります。
ここから都心までずっと高速です。
8:05 高速走行を開始してまもなく、
青森を脱し岩手に突入します。
8:40 安代あしろJCTで東北道に合流します。
東北自動車道は埼玉県の川口市を起点とし、青森県青森市へ至る全長679kmに及ぶ日本一長い高速道路です。
9:20 県境の山岳地帯を下り、盛岡を過ぎると東北道名物の制限速度120km/h区間が出現します(この時は強風で規制されていました)
10:20 やっと岩手を抜け、宮城へ。
10:45 長者原SAにて休憩(๑˃̵ᴗ˂̵)و
宮城といえば仙台。仙台といえば牛タン!
牛タン丼とお蕎麦のセットをいただきました。
うまかた。
11:45 腹ごしらえを済ませて再出発。
仙台付近を通過。
12:20 福島県に突入。
13:50 栃木県に突入。
こんにちは関東(๑˃̵ᴗ˂̵)و !
14:00 那須塩原SAで休憩。
清々しくて絶好の行楽日和です。
15:20 しばらく走行すると一瞬だけ群馬県に入ります。
宗谷岬を出発してから24時間が経過しました。
15:25 すぐに埼玉県入り。
15:50 蓮田SAで最後の休憩。
この先の首都高の状況を確認し、ラストスパート!
16:15 都心が近づくに連れて車が増えてきました。
16:20 浦和本線料金所を通過し、
ずっと走ってきた東北自動車道とお別れします。
16:35 渋滞回避で一旦外環自動車道を走りました。
16:40 美女木JCTを通過。
高速道路なのに信号機がある珍スポットです。
16:50 首都高を走行。
地方民にとってはハラハラドキドキのアトラクション。
17:05 渋滞に引っかかります。
17:15 あまりに渋滞が酷いので、当初降りる予定だった出口まで行かずに高速を離脱。
17:20 西陽がさす内堀通りを走行。
ゴールの東京駅は目の前!
17:25 ついに東京駅に到着
お疲れさまでした(๑˃̵ᴗ˂̵)و

まとめ

宗谷岬→東京RTA

記録:26時間25分
走行距離:約1100km   でした。

このタイムを速いと感じるかどうかは人それぞれだと思いますが、1年半前の真冬に下道のみで稚内〜東京をドライブした際は3泊4日かかっているので、さすがは高速道路といったところでしょうか。

本企画では効率重視で苫小牧〜八戸でフェリーを使いましたが、基本的に船よりも車で自走するほうが速く移動することができます。よって船の利用を函館〜青森間のみとし、ドライバーを交代しながら夜通し突っ走れば、まだまだタイム短縮の余地があります。所感としては、工夫次第で24時間を切ることも可能だと思いました。

しかし、スピードの出し過ぎや睡眠不足状態での運転は大変危険です。また、フェリーへの乗船待機時間は北海道と本州間におけるドライブRTAにおいて非常にネックとなる障害ですが、出航時間直前でフェリーターミナルに到着するのは運航会社さまの迷惑になるのでやめましょう。

以上、限界ドライバー稚内市民の挑戦でした。
「稚内と東京をとにかく速く車で移動したい!」という人は参考にしてみてください。

最後にエックスに投稿した本企画のダイジェスト動画を引用しておきます↓

※音はでません
※映像は等速ではありません

#旅行記

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