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【旅行記】ぐんま滞在記(スポット編)

2024年5月。

諸用によりしばらくの間稚内を離れ、本州に滞在することになりました。GWゴールデンウィーク横浜じっかで過ごしたあと、マイカーもろともやってきたのは……

/ ドドン! \

群馬県です!

約半月ほど群馬こちらにお邪魔して、空き時間に観光を楽しみたいと思います。

本記事は、私が滞在中に訪れた群馬県内のスポットを列挙して紹介しています。なんだかんだで1万字をこえる大ボリュームになっちゃったので、気になるところだけ読んでいただければ幸いです。おすすめはこんにゃくパークです。

※次回は食べたものを紹介する滞在記のグルメ編を書きたいと思います。今回ほどは長くならない(予定)。

観光スポット編

【板倉町】三県境


5月6日。
横浜の実家から車を走らせること約2時間。北関東の一角にある地理的ワクワクスポットに到着。

その名も三県境。
ここはその名のとおり 栃木県栃木市 / 群馬県板倉町 / 埼玉県加須市 の境目が一点に集中している場所です。10秒…いや、5秒もあれば3つの県を行き来できます。

そして、この3県のうちのひとつである群馬県こそが、これから私の新天地となる場所です。エックス映えのする三県境から、しろまる最北日記ぐんま編がスタートしました(๑˃̵ᴗ˂̵)و

【伊勢崎市】小泉稲荷神社

三県境から県の中心部へ移動する道中で立ち寄りました。
300基をこえる大小様々な鳥居が特徴的な神社です。様々な系統の神様を祀った神社であるとのことでしたので、旅の安全と今後の白丸あすかの躍進をお祈りしておきました。


大小様々な鳥居が立ち並ぶ様は、京都の伏見稲荷などとは一味違った独特の雰囲気です。
鳥居を抜けた先の境内。

ちなみに、近くの沿道にそびえ立つ大鳥居は県内一の高さだそうです。

【高崎市】高崎駅周辺

電車に揺られ、前橋のお隣にある高崎市に行きました。信州・上越への分岐点となる高崎駅は立派な佇まいで、頻繁に列車が発着しています。高崎から枝分かれしている信越線、上越・吾妻線、両毛線の車両はいずれも同じ見た目の211系電車がやってくるため、しっかり行き先を見ておかないと乗り間違いをしそうです。

高崎は前橋と双璧をなす群馬を代表する都市で、ともに人口30万人強を有します。北海道に例えるなら、旭川と旭川が隣同士で存在しているようなものですね。
県庁が置かれ政治的な意味での中心を担う前橋と、新幹線が通り県内外への交通の要所として栄える高崎はそれぞれに異なった毛色をしており、なかなか珍しいのではないでしょうか。

新幹線も停まる立派な駅舎。
高崎近郊で活躍する211系電車。
路線が違っても見た目は同じ。
高崎はだるまが伝統工芸品です。
今回の滞在では訪れませんでしたが、高崎市には水曜どうでしょうの聖地少林山達磨寺があります。

【前橋市】群馬県庁

私の滞在先は群馬の県庁所在地である前橋市内だったので、群馬県庁にお邪魔して来ました!

市内のどこからでも見える群馬県庁。

群馬県庁は全国の道府県庁舎の中で最も高い153mの高さを誇る巨大建造物です。他の高層ビルが少ない関東平野北部において、遠くからでも視認できるその存在感は圧倒的で「あそこが群馬の中心なんだ」というまさにシンボル的ランドマークの役割を果たしています。

地上127mの展望台には誰でも無料でのぼることができ、前橋・高崎の街並みとそれらを取り囲む山々を一望することができます。駐車場も2時間まで無料で、至れり尽くせりの満足スポットでした。

展望台からの眺め。

県庁舎正面にある芝生エリアでは、群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」が乗った全自動芝刈り機がせっせと走りまわっています。この芝刈り機が動いている様子を動画でエックスにポストしたところ、ぐんま編で唯一万バズした投稿になりました(笑)

【前橋市】赤城あかぎ山方面

某日。半日を使って赤城〜桐生きりゅう方面をドライブしてきました。

前橋の市街地から片側1車線の狭い県道4号線を登っていくと、信号機よりもはるかに大きな赤城の大鳥居が姿を現します。これをくぐって赤城山方面へ進むと、しばらくして本格的な山道に突入し、連続するヘアピンカーブと路面の凹凸が車を上下左右にぐわんぐわん揺らします。私は乗り物酔いをしない体質なので問題ありませんでしたが、三半規管の弱い人にはおすすめできない道だと感じました。

道中の路肩には、北海道でお馴染みの動物しか注意の看板もありました。もう見たくないよ…

存在感抜群の大鳥居をくぐって赤城山方面へ。
北海道でお馴染みの看板も…

前橋の中心部を出発して約1時間で、赤城山を間近に望む赤城大沼のほとりに着きました。雲ひとつない青空に映える水面は透明度が高く、非常に綺麗でした。

大沼の湖畔にはお洒落な「AKAGI」のモニュメントがあります。
水はとても綺麗でした。

復路は鳥居峠を経由する県道16号線を使って下りましたが、こちらはセンターラインがない細い山道で、往路よりも厳しい道路環境でした。赤城周辺は険しいワインディングを抜けた者だけが見られる絶景。といった印象でした。

鳥居峠からの眺望。

【みどり市ほか】わたらせ渓谷鉄道沿線

赤城へドライブしたついでに、群馬県東部の山中を走る、わたらせ渓谷鉄道の沿線まで足を伸ばしました。

わたらせ渓谷鉄道線(通称:わ鐡)は桐生と間藤まとうを結ぶ全長約44kmの第三セクターです。終点の間藤は県境を越えて栃木県に片足を突っ込んでおり、末端部の沿線には有名な足尾銅山もあります。定期的にトロッコなどの観光列車が運行されていて、自然と歴史遺産に囲まれたローカル線です。

わ鐡には素敵な雰囲気の無人駅が多くあります。
立ち寄った中から2駅ほどを紹介します。

1駅名は神戸こうど駅。
木造の無人駅です。
「こうべ」じゃないよ「こうど」だよ。
神戸こうど駅のホームには、実際に使われていた列車を改造して作られたレストランがあります。


2駅目は沢入そうり駅です。
私は緑に囲まれたこの駅の雰囲気が大好きで、
作品の登場人物名にも使っています。
「しろまる」も青梅線の「白丸」駅が由来です。

【みどり市】丸美屋自販機コーナー

赤城とわたらせ鉄道の無人駅巡りをした帰り道。群馬に来たら絶対に行こうと思っていたスポットに立ち寄りました。それがこちら↓

/ トウチャク \

みどり市にある、
丸美屋自販機コーナーです!

ここはSNSで度々話題になるレトロな自販機形式のドライブインです。わ鐡と並行して走る国道122号線沿いにあり、最寄り駅は花輪駅です。

ドライブイン全景。
店内の様子。
年季の入った自販機がずらり。

早速「うどん そば」と書かれた自販機に100円玉を3枚投入し、天ぷらうどんを購入しました。商品は20〜30秒ほどで出来上がります(凄い)。

天ぷらうどん¥300
大当たりの具材「えび天」が出ました。
ヤッタネ(๑˃̵ᴗ˂̵)و

料理というものは値段が高ければ高いほど良いわけではありません。
山頂ですするカップラーメンや、列車の中で食べるお弁当、昭和レトロなドライブインなど……旅先のグルメにおいては、とくに雰囲気が大切なのです。

丸美屋自販機コーナーさんも他所では味わえない独特の体験ができる場所です。
麺類の具材にランダム要素を取り入れた遊び心も面白いですね。そして何より安い。

ごちそうさまでした。

【安中市ほか】SLあんなか侍マラソン号

5月12日。日曜日。
丸1日オフだったので鉄道に乗ってお出かけしました。

やってきたのは9時前の高崎駅。

乗車するのはこちら!

高崎駅のホームで私を待っていたのは、シュシュシュと煙を吐く蒸気機関車。SLです。電気で動く他の電車たちとは違い、そこに停まっているだけで感じる圧倒的な存在感と重厚感、そして石炭がくすぶっている独特の匂いがたまりません。

今日はこの「侍あんなかマラソン号」で横川へ行きます。

待ち合わせていた知人と合流し、5両繋がれた12系客車に乗り込みます。客車には横川側に電気機関車、高崎側にSLが連結されており、行き(高崎→横川)は電気機関車牽引の「ELあんなかマラソン号」で、帰り(横川→高崎)がSL牽引の「SLあんなかマラソン号」となります。

8時52分。定刻で高崎を出発します。
日曜日の臨時列車ですが、乗車率はそこそこでボックスシートに1人だけみたいな席もちらほら見かけました。まぁ、東京都心からこの列車に乗ろうとしたら、前泊するか朝早い電車で群馬まで来なくてはいけませんからね。

……では、なぜこの列車はこんな時間に出発するのでしょうか。その答えは、ご察しのとおり列車名が物語っています。

この臨時列車は、同日に沿線で開催されていたイベント「侍あんなかマラソン」の時間に合わせて運行され、途中でランナーと並走し、列車の中から応援ができるように設定されたものなのです!

(乗務員さんから応援用の旗が配られます)

西松井田〜横川間でランナーと並走。
客車の窓から応援するというレア体験。

乗車時間は約1時間でしたが、これまでの乗り鉄人生の中ではじめての経験となりました。JR東日本さん、素敵な企画をありがとうござます。

【安中市】碓氷うすい峠鉄道文化むら

臨時列車に乗って横川にやってきたついでに、鉄道文化むらを訪れました。現在の信越本線は横川で途切れ分断されていますが、かつては横川ここから軽井沢まで続く峠越えの線路がありました。

横軽ヨコカルとも呼ばれるこの区間は国内の鉄道屈指の難所です。峠越えにまつわる鉄道関連の遺構と、碓氷を駆け抜けた歴代の名車両たちが文化むらに保存されています。

横川駅徒歩1分の鉄道文化むら。
時代とともに進化してきた日本の鉄道技術を学べる
鉄道好き・旅好きにはたまらない施設です。
この日はたまたま電気機関車と車掌車に乗れる
レアイベントを実施していたので、
車掌車に乗車体験をしてきました♪
横軽の象徴、EF63型電気機関車。


(すごくどうでもいいプチ自慢なのですが、限界トラベラーの私は碓氷峠の旧道を、車・原付・自転車・徒歩のすべての手段で越えた経験があります。徒歩は、かなりしんどかったです)

【富岡市】富岡製糸場

群馬県にある世界遺産といえば、富岡製糸場(富岡製糸場と絹産業遺産群)です。

臨時列車で高崎と横川を往復した後、同行していた知人の車に乗せてもらい、群馬の左下をドライブしました🚗三

富岡製糸場は世界遺産に登録されてから
2024年ことしでちょうど10年になります。もうそんなに経つんですね。

甘楽かんら町】こんにゃくパーク

富岡製糸場がある富岡市のお隣り、甘楽町にある「こんにゃくパーク」をご紹介します。

こんにゃくパークは「株式会社ヨコオデイリーフーズ」さんのこんにゃく製品工場です。工場見学ができる傍らでアミューズメント施設機能を有しています。(奇抜な名前の施設ですが、2週間におよぶ群馬滞在で訪れたスポットの中で最も印象に残った場所です)

こんにゃくパークへ到着し、駐車場(もちろん無料)に車を停め外へ出ると……

なんだここ…Σ(-᷅_-᷄๑)?
観覧車…Σ(-᷅_-᷄๑)?
神社…Σ(-᷅_-᷄๑)?

パークへ足を踏み入れた瞬間、その異様な光景に気圧けおされます。私を出迎えてくれたのは南国を彷彿とさせるヤシの木や、観覧車、足湯、神社といった似つかわしくない建造物の数々。そして敷地全体を包み込む陽気なBGMが、今までの群馬の長閑のどかな風景と一線を画し、来場者を別世界へといざなっているではありませんか。

見た目のインパクトに驚きながら、恐る恐るメインの建物内へと足を踏み入れます。賑やかな音楽が鳴り響くカラフルな入口は、さながらパチンコ店のような様相です。受付でバイキングのチケットなるものをもらい、奥へ進みます。

まずは普通に工場見学をします。

日曜日だったのでラインは稼働しておらず
上から設備を眺めるだけでした。

……なるほど。
大きな機械でこんにゃく製品を作っていることが理解できました。無料タダで見学をさせていただいてるわけですし、普通はこれで終わり。満足です。

でも、こんにゃくパークはここからが本番です。入場する時に受付でもらったバイキングのチケット。これを使うと、工場に併設された会場にて無料でバイキングが食べられるのです!

こんにゃくパークのバイキングということで、もちろんメニューはこんにゃくづくし!

焼きそばも、
唐揚げも、
ステーキも、
ラーメンも、
デザートも、
ぜ〜んぶこんにゃくでできています!

えっ?これ無料でいいんですか?
メニューのバリエーションが豊富!
※これ全部こんにゃく製品です

「えっ?こんにゃくだけ?」と思うかもしれませんが、それぞれの料理に工夫がされていて、実際に食べてみると「これ本当にこんにゃく?」と疑ってしまうようなものもありました。気になった人は、ぜひ足を運んで自分の舌で確かめてみてください!

それにしても、
いくらこんにゃく工場だからといって、これがぜんぶ無料……?凄すぎる。

確かに見学の終わりに試食テイスティングができる工場はよくありますが、食べ放題は太っ腹すぎます。

メニューもたくさんあるので、試食の域を越えてこれはもう立派な食事です。私は夜ごはんが入らなくなりそうだったからおかわりしませんでしたが、これを目当てに来ればお腹いっぱいになれます。

こんにゃくパークには物販コーナーもあります。バイキングで振る舞われていたこんにゃく製品を含めた数々の品が販売されています。ありがとうの意を込めて、お土産を買いましょう。

以上、あまりにサービスが良すぎて、何か裏があるのでは……?と勘繰ってしまいそうになるこんにゃくパークのご紹介でした。

無料のこんにゃく料理に秘密の薬が入っていて、中毒症状になった来訪者はいつの間にか洗脳要素満載の施設に幽閉されてしまい、そこで一生こんにゃく工場の職員として働かされるか、こんにゃく人間に改造されて……

駅からは離れているので、車で行くのがおすすめです。上信越自動車道のすぐそばにあり、もしかしたら高速の車窓から見たことがある人もいるかもしれません。「富岡製糸場」や「群馬サファリパーク」とも近いので、群馬県の左下を観光する際にはセットで押さえてみてください♪

今回は時間の都合上割愛しましたが、私はねぎが大好物なので、いつか下仁田しもにたにも足をのばして名物の下仁田ねぎを堪能してみたいです。

おまけ。
こんにゃくパークのゲームコーナーにいる景品のぬいぐるみたちは、みんな揃ってこんにゃくを持っています。かわいい。

【前橋市】ブックオフ17号前橋リリカ店

日本一大きなブックオフなのだそうです。
知らなかった!(それだけ)

外観。さすがに建物全部がブックオフというわけではなくLiLiCAリリカという複合商業施設の3階がブックオフになっています。
来店者を出迎える
「日本一大きなブックオフ」の看板。

【前橋市】心臓血管センター駅

高崎・前橋近郊には、上信じょうしん電鉄と上毛じょうもう電鉄というローカル私鉄が走っています。どちらも他路線で引退した車両がのんびりと余生を過ごしているタイプのよくある地方鉄道です。

2社のうち中央前橋と西桐生を東西に結ぶ上毛電鉄には、インパクトの強い名前をした駅があります。それが「心臓血管センター」駅です。

/ ドン! \
駅名なのか広告なのか
ぱっと見だとよく分かりませんね笑

この駅は近くにある医療施設の名前をそのまま駅名にしています。施設の改名にあわせて「前橋病院前信号所」→「循環器病センター」→「心臓血管センター」と駅名を変えながら今に至るそうです。

上毛電鉄は線路が1本しかない単線の路線です。
この心臓血管センター駅では列車の行き違いが見られます。

群馬には、県内のJRと私鉄線が2500円で1日乗り放題になる「ぐんまワンデーローカルパス」というお得な切符あります。次回群馬を訪れる機会があった時には、これで乗り鉄旅もしてみたいですね。

【渋川市】第一吾妻川橋梁あがつまがわだいいちきょうりょう

滞在していた前橋のお隣、渋川しぶかわ市の山あいにやってきました。道の駅おのこのすぐそばにある「この先車両通行止め」と書かれた細い道を進んでみましょう。

今回の目的はこの先!

斜面に沿って坂を登っていくと……
突如として線路が現れます。

えっ?ここ歩いていいの?

実はこの「吾妻川第一橋梁あがつまがわだいいちきょうりょう」は、鉄道と歩行者の橋が一体化している珍しい場所です。

時刻表を調べながら少し待っていると……

/ ドドドドドドドドド \

小気味良いジョイント音を響かせながら、橋全体を揺らす振動とともに吾妻線の普通電車がやってきました。手を伸ばせば触れられてしまいそうな至近距離を、かなりのスピードで通過していきます。すごい。

吾妻線は先日乗車したようなSLは走らない路線ですが、特急列車はやってきます。普段は感じることができない角度から列車を眺めることができるので、渋川を訪れた鉄道ファンの方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

(橋から下を覗くとそれなりに高さがあるため高所が苦手な人にはおすすめできません)

【みなかみ町】土合どあい

吾妻線の風圧を間近で体感した後、みなかみ町までドライブしました。水上は群馬の奥部に位置する県最北端のまちです。

渓谷に沿って栄える水上の中心部を抜けてなおも北上を続けると、眼前に谷川岳連峰が迫ってきます。5月も折り返し地点をすぎた頃でしたが、峰々の頂上付近には白い雪が残っていました。あの向こうは新潟県です。

本題の土合駅へ行く前に、ひとつ手前の湯檜曽ゆびそ駅をチラ見します。

湯檜曽駅 上り(高崎方面)ホーム。
緑に囲まれたごく普通の無人駅です。
下り(越後湯沢方面)ホーム。
下りホームとは打って変わって
トンネルの中にあります。
なんだこりゃΣ(-᷅_-᷄๑)!

湯檜曽は片方のホームがトンネル内にある面白い駅でした。続いて土合駅に向かいます。

土合駅外観。
尖った三角屋根とひらがなの「どあい」が
いい味を出しています。
土合駅ホーム。

土合駅も先ほどご紹介した湯檜曽と同じく、上りホームは地上、下りホームは地下という構造をしています。……が、決定的に違うポイントがあります。

それは……
下りホームに辿り着くまでの階段が……

とってもながぁぁぁああああああぁあい
ことです!

土合は「日本一のモグラ駅」と呼ばれていて、地上の改札階から地下深くのホームに至る階段が462段もあります。公式によると所要時間は10分だそうです。

電車が発車する5分前に駅(改札)に着いていても間に合わないかもしれませんね。

電車に乗り降りするだけで軽い登山を強いられる山奥の無人駅ですが、流石日本一の称号をもつだけあってたくさんの観光客がいました(日曜日だったし)。落ち着いてモグラ感を楽しみたい人には湯檜曽がおすすめです。

〜後日談〜
白丸あすかわっかないしみんは車移動をしてばかりで足腰の持久力がクソザコなので、土合駅探訪の翌日、無事に筋肉痛になりました。

【前橋市】県立敷島公園

滞在先のすぐ近く。
前橋の市街地にある大きな公園です。

私が群馬県民ごっこをしていた期間中、ここで「春のバラ園まつり(5/11〜6/2)」が開催されていました。入園は無料。これは行くしかない!

バラ園のようす。
園内はバラの香りが溢れています♪

「近くだからいつでも行けるだろう」とたかを括っていたのですが、都合がつかなくなったり駐車場が満車だったりで挫折を繰り返し、3度目の正直で雨の日に入園成功しました。

これから前橋を訪れる機会がある方は、バラ園まつり期間中の天気のいい週末などは付近の道路が渋滞しますので注意が必要です。(正田醤油スタジアムでサッカーの試合があった日はバラとサッカーのダブルパンチで車列がピクリともしませんでした……)

結果、空いている雨の日に訪れることになりましたが、
水が滴るバラの花も風流で良かったです。

【高崎市】榛名はるな

5/20で前橋への滞在が終わり、そこから群馬県内を観光しつつ北海道への帰路に着きました。

まず最初に向かったのは榛名です。
私は、先日電車を見に行った第一吾妻川橋梁と同じ渋川側からアプローチしました。

渋川の市街地から西へ進むと段々勾配がキツくなり、伊香保いかほ温泉街を過ぎたところで峠道に突入します。数々のヘアピンカーブと絶景を抜けた先にあるのが、標高約1,100mの高さに位置する榛名湖です。

榛名へ向かう途中の展望台から伊香保を望む。
榛名湖畔。
静かで落ち着きのある場所です。すき。

せっかくなのでロープウェイに乗って山頂まで登りました。

ロープウェイは往復950円。
連結された2つのゴンドラが10〜15分間隔で運行。

この榛名エリアも、群馬滞在中に訪れたかった場所のひとつです。理由はこちら↓

頭文字D×SHIBUKAWA

じゃじゃ〜ん!
渋川および榛名一帯は、頭文字イニシャルDの舞台せいちなんです!

車好きのバイブルである頭文字Dはドライブ好きの私にとっても例外ではなく、群馬に滞在することが決まってから絶対に聖地巡礼しようと心に決めていたのでした。

コラボマンホール制覇しました(๑˃̵ᴗ˂̵)و
自分用のお土産としてマグカップを買いました。

【渋川市】伊香保いかほ温泉

榛名巡りをした夜は、そのまま伊香保温泉に宿泊しました。文豪たちが愛した、石段の美しい由緒ある温泉街です。

この雰囲気、たまりませんなぁ〜(˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵)

「AKAGI」同様に「IKAHO」のモニュメントが設置されていてインスタ映えバッチリなほか、裏路地に一歩足を踏み入れるとレトロな謎空間が広がっていて、エックス映えも狙えちゃいます♪

温泉街の中央に鎮座するIKAHO♡
翌朝早起きしておさんぽしました。
365段の石段を登って伊香保神社にお参り。

【高崎市】榛名神社

伊香保から草津方面へ移動する道中で、再び榛名を経由しました。榛名湖から安中方面に少し下った場所にある榛名神社を訪問。

古くから山岳信仰の聖地として栄え、鎮火、開運、五穀豊穣、商売繁盛のご利益があるそうです。
マイナスイオンを肌で感じながら、
渓流に沿って境内を進みます。
七福神の皆さま、こんにちは。
参道は天然記念物の矢立杉や目を見張る奇岩の数々の合間を縫って山肌を登っていきます。スゴー

肝心の本殿は……



………

………工事中でした。(お参りはできたよ)

【長野原町】八ッ場やんばダム

小さい頃、テレビのニュースで「やんばだむ」という単語を頻繁に耳にしていた時期がありました。当時はとくに気に留めておらず、なんとなく頭の中に単語の響きだけが残っていました。

今回、やっとその「やんばだむ」の実物を見ることができました。

…と言っても見た目はごく普通のダム湖なんですけどね。
湖畔に形成された真新しい住宅地が、ダムにまつわる事の顛末を静かに語りかけてきます。
道の駅でダムカレーをたべました。
ごはんで堰き止めるタイプではなく専用の器でした。

【中之条町】野反のぞり

草津へ向かう途中、少し時間があったので野反湖へ寄り道しました。

寄り道と言っても、分岐点となる道の駅付近から往復約40kmの道のりで、湖へと至る道はセンターラインの無い細いくねくね道です。距離だけみれば……近所ですね(?)(北海道感)

実際の距離以上に体感時間がかかる山道を抜け、辿り着いたのは……

うおおおおお! なんだここ!
急に景色が開けた。
風が強い。空が近い。

突然目の前に姿を現した野反湖はまさしくグンマーの果て。といった雰囲気でした。実際にあとちょっと進むと、長野との県境があるようです。

野反湖は手付かずの自然が残っていることから「日本のスイス」とも言われているそうで、そこはかとなく北海道っぽさも孕んでいるような場所でした。ジェネリック北海道。

草津温泉と野反湖の分岐近くにある道の駅。
「六合」と書いて「くに」と読みます。

【草津町】草津温泉

関東近郊の温泉地といえば、ここを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

湯畑を中心に温泉宿が建ち並ぶ草津。
旅番組とか雑誌とか温泉旅行に行く系アニメとかでよく見た風景です。

東京から程よく距離があって旅行気分を満喫でき、湯畑や伝統の湯もみが特徴的な草津は「にっぽんの温泉100選」などをはじめとする多くのランキングで首位を獲得する常連です。また草津温泉の自然湧出量は毎分32,300リットルと日本一多く、名実共にナンバーワンの温泉地です。

そして、
草津ここが群馬滞在最後の夜となりました。

ライトアップされた夜の湯畑も素敵です。

【群馬脱出】しぶ

5月22日。
ついにぐんま滞在最終日となりました。

草津温泉を出発し、群馬脱出を目指して走るのは国道292号線。群馬県の長野原町から新潟県の妙高市までを結ぶ道路です。

292号線の群馬と長野の県境付近は「志賀草津道路」と呼ばれ、かつては有料道路だったそうです。この区間には日本国内における国道の最高地点(標高2,172m)があります。

/ ノボリザカ ツカレタ \
見よ!この壮大な景色を!


国道の最高地点過ぎて少しいくと、やがて群馬/長野の県境に差し掛かります。建物の真ん中に県境があることで有名な渋峠ホテルさんの前で記念撮影をし、2週間お世話になった群馬県を脱出しました。

グンマー脱⭐︎出

「何もない」「田舎」「辺境」のようなレッテルが貼られて揶揄されることもある群馬ですが、稚内人からしたら大都会で、不便だとは思いませんでした。なんなら関東平野一帯がもはや東京だとも思っている。

東京からアクセスしやすく、それでいてちょっと市街地を外れると自然豊かな群馬県。半月という短い間でしたが楽しかったです。ありがとうございました。ペコリ。

【おまけ】毛無けなし峠(行けてない)

渋峠ホテルさんも県境が可視化されていて非常にエックス映えするスポットなのですが、群馬の県境といえばやっぱりこれ↓じゃないでしょうか。

(2018年に行った時の写真)


「群馬県」と「立ち入り禁止」が並ぶネタとしか思えない光景。本記事のサムネイルにも使わせていただきましたが、渋峠からほど近い毛無峠という場所です。

しかし、今回私が訪れようとしたところ、災害復旧工事のため通行止めとなっており到達できませんでした。ざんねん無念。

朝夕と土日祝は通れたみたいです。
(´・_・`)

以上。

2024年5月に半月滞在した群馬の記録(スポット編)でした。別記事でグルメ紹介をしたいと思います。まる。

(おわり)

しろまる
(某ぐんまキャラクターリスペクトver.)

#旅行記

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