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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。

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自作小説「こちら月光生命セックス保険コールセンターです。」のまとめです。
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記事一覧

こちら月光生命セックス保険コールセンターです。最終話

最終話 人のセックスを嗤うなⅥ 「大変だったわね。ニュースでも大々的に流れてたわよ」  …

飛鳥休暇
1年前
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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第二十七話

第二十七話 人のセックスを嗤うなⅤ  人気のない暗いフロアに、パソコンの明かりが灯った。…

飛鳥休暇
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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第二十六話

第二十六話 人のセックスを嗤うなⅣ 「気軽に呼び出さないでくださいよ。いまいくつかの組が…

飛鳥休暇
1年前
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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第二十五話

第二十五話 人のセックスを嗤うなⅢ  会社から電車に乗って四十分ほどの場所に、早苗のアパ…

飛鳥休暇
1年前
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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第二十四話

第二十四話 人のセックスを嗤うなⅡ  テーブルを挟んだソファーに座り、源は対面している男…

飛鳥休暇
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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第二十三話

第二十三話 人のセックスを嗤うなⅠ 「お電話ありがとうございます。こちら月光生命セックス…

飛鳥休暇
1年前
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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第二十二話

第二十二話 バブルガムホリデー  携帯のスヌーズ機能が三度目のアラームを鳴らす頃、美智子はようやくその身体を起こした。  先日のイベント企画部へのヘルプの代休で、週の半ばに関わらず今日は休みとなっていた。  普段であればまだしばらくベッドのなかでもぞもぞと名残惜しそうに布団にくるまっている美智子であったが、せっかくの休みの日に寝ているだけではもったいないと気合を入れてキッチンに向かった。  ケトルでお湯を沸かしている間に、軽く顔を洗う。  インスタントコーヒーをカップに

こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第二十一話

第二十一話 Fly to the moonⅡ  イス取りゲームのような【自己紹介タイム】が終了し、司会…

飛鳥休暇
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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第二十話

第二十話 Fly to the moonⅠ 「え? イベント企画部の応援ですか?」  課長の落合に呼び…

飛鳥休暇
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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第十九話

第十九話 太陽の小町 「あれ? 源さん不在ですか?」  美智子が源のデスク近くの社員に問…

飛鳥休暇
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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第十八話

第十八話 Forget me not 「お電話ありがとうございます。こちら月光生命セックス保険コー…

飛鳥休暇
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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第十七話

第十七話 オーバー・ザ・レインボーⅡ  男はベッドの上ですーすーと寝息を立てている青年の…

飛鳥休暇
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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第十六話

第十六話 オーバー・ザ・レインボーⅠ 「お電話ありがとうございます。こちら月光生命セック…

飛鳥休暇
1年前
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こちら月光生命セックス保険コールセンターです。第十五話

第十五話 ワークマン・リレー 「お電話ありがとうございます。こちら月光生命セックス保険コールセンター、担当の松島です」 「あー、ちょっとな。聞きたいことがあるんだけど」  聞こえてきた声はしわがれていて、かなり年齢の高い人物のように思えた。 「はい、どのようなことでしょうか?」  美智子は優しい声色で聞き返す。 「あのー、セックス保険のな、なんだ、契約満了の通知が届いてな」  電話口の老人は手に持った書類を見ながらなのか、途切れ途切れに言葉を繋ぐ。 「契約満了ですね