ホロスコープ上で意味的に重なりあう要素に注目しよう
ホロスコープを読むときに、天体同士のつながりを示すのはアスペクトです。
アスペクトがなければ、それらの天体の関係性が基本的にはつくられていないということになります。例外としては、サインの支配星との兼ね合いでミューチュアルリセプションなどはありますが。
ただ目に見える計算上の関係はなくても、意味的なつながりを見つけることはできます。意味的な関連性をつみ上げていくと、その意味が強調されて現象化しやすくなります。
個人的な話ですが、今現在自分のホロスコープでは10ハウスのネイタル太陽にトランジット木星(当然4ハウス)がオポジションになっています。
4ハウスと10ハウスのオポジションなので、地域集団や社会集団に影響力が広がったり、反対にそこから影響を受けたりという配置です。
これに加えて、進行図の月は東洋風に言うと、運気の流れを反映するとされていますが、これが射手座の16度に入りました。
射手座の16度から20度は、教養(射手座)を身近なところや具体的なところに着地させようとする区域です。
これらのトランジットの木星と進行図の月のタイミングが重なって強調された影響で、今ぼくが書こうと思っている内容が、あまりに抽象的だったりニッチなものであるところから、一般的で多くの人に読みやすい内容に変わっていこうとしています。
トランジットの影響で刺激された内容はトランジットが去ってしまえば風化して元に戻るのかというと、そうともいえません。スイッチが切り替えられるのと同じで、それを反対方向に引き戻すような影響がなければ、そのまま続いてくのではないかと思います。
出生図を読むときも、時期を読むときも変わりませんが、複合的に意味が強調されていることに気づいて結果を考えるのは大切なプロセスであるというお話でした。
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