FUSION投影感想 その4 いるか座!?

で、神話の話なんかどっちでもいいんだけれど(とはいえ間違った事を言ったり話がとっちらかったらまたツッコミ入れるんだけれど)、夏の大三角の後に紹介したのが「いるか座」だった。こういう4等星の集まりを過大評価しがちなのがプラネタリアンwww 

いるか座の形を、いきなり「数字の9の形をしている星の並びを見つけてみましょう」とか言い出す。本当に9の字に見えるかどうか、審議対象。 まあ、俺がその辺否定的だったため、というのもあるかもしれんが、後輩5人、1人も「数字の9」の例えに同意しなかったことは申し添えておこう。うち1人は卒論研究の対象がいるか座の星域だったりするんだけれど。

まず、9の字の例えが正しいと仮定しても、ウチの後輩が、この星空で「数字の9」の例えを使ったらしばき回す。まだいるか座は東の空にあり、この角度でのいるか座の見え方は、この喩えで言えば「のの字」形となっているからだ。その時点でリアルでは失格。ウチでそんな解説やってたらお引取り願うわ。

百歩譲って、数字の9、という喩えが正しいとして、それが正しいのは、「手書きの数字の9」なんだよね。俺の目の前に今ある機械で表示される「9」ではない。数字の9、と言われてパッとどちらの形をイメージするか、という意味で、時代の変化によって適切ではなくなった表現といえるだろう。 

時代の変化で、第1に使うべき表現ではなくなっている表現を未だドヤ顔で使う老害プラネタリアン。ちなみに、同様の老害的表現となりつつあるのがアルビレオ。アルビレックス新潟の元ネタ、の方が宮沢賢治より通りが良い。ウチは麓の街が「銀河鉄道発祥の街」で推してるから使う場合があるけど。

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