FUSION投影感想 その5 さそり座!?

いるか座の次は、はくちょう座から天の川を降りていくと星占いの星座が、と。そういえば天文関係の入門書には、天の川の中心部は「いて座」にある、って言うよね。 

で、いて座の話か、それともその後下半身が天の川を通っているさそり座の話、なんだけれど、はくちょう座が飛んでいって行き着く星占いの星座は、と言われたら、その順番的にまずいて座の話しかありえない。国語的にありえない。

なのに当然のさそり座。少しでも星の話を知っていて国語力があれば、この台本はダメだ。この部分はありとあらゆる意味で、ウチの後輩の学生プラネタリウムでは書き直しレベルだ。

火星が近くにいるから、アンタレス=火星に対抗するもの、の話はやらねばならぬ。あ、これはウチの後輩をしばき回した話なんだけれど、そういう部分にピンとこなければならぬ、と。これをしっかり話したのはキャリア1年3ヶ月のウチの後輩よりは上と感じた部分。

まあ、最低限これくらいは解説せい、と速攻で俺にツッコまれたウチの後輩、ではあるんだけれどね。ここのプラネくらいの解説は、上出来、ではなくてやって当たり前。

そもそもが、のんびりしてほしかった、とかいう理由付けで、そのトークからすれば間違った星座を案内しているのだから、その星座の案内が合格点に達していたとしても高評価は与えられないけれどな。まあ、ここまでで生解説は終了だから安心していい。あとはプロの仕事が見られる。

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