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長野市博物館見物記

というわけで、学生らを引き連れてのプラネタリウム見学2連発。
初日は、プラネタリウム制作などをやっているサークルの現役学生Aおよびプラネタリウム制作開始に尽力したOBのB、2人を連れて行ってきた、長野市博物館。

ここから近い長野県内で毎年合宿を行うため、毎年近くには立ち寄るんだけれど。
俺が現役で最初に連れて行かれた十数年前、もう古く、見栄えのしない科学館だった。
プラネタリウムも、当時すでに時代遅れの、ギリシャ神話の紙芝居みたいな古臭い番組。
イマイチピンとくるところのなかった俺は、それ以来……川中島古戦場にこの科学館があるため、敷地には何度も足を運ぶものの、博物館の中に入ることはなかった。

で、今年の公開天文台協会の展示において、ここの担当者が若く、そのへんの時期のことは知らんと。
ただ、今、いろいろ宣伝しているのに集客がない、というようなことを言ってたため、

「色々工夫してはるのやろなあ」

と期待に胸を踊らせて行ったのが今回の訪問。

で、俺はどっちに行けばいいわけ???
もう、これが全てを物語っているよね。
やる気があるのかどうか、外観からは非常に疑わしい。
集客を上げるために努力をしている施設のそれではない。

肝心の番組も、夏休み特別投影、プラネタリウム!
と言っても買ってきたもうどこかで使い古された番組を流すだけ。
……その番組については次の記事で。

さらに、その番組開始前に流す注意事項が……
ケータイの電源を切れ、とか当たり前の事が……
まあ、当たり前だからみんな率先してやれば注意事項流すんもいらないといえばいらないんだけれど。アイコン小さいし、まともに注意する意図があるか不明。

その分、色々な天文ネタが流れてくるんだけれど、オリジナリティのかけらもない星雲の画像やら、月の暦はすでに過ぎた満月から次の満月まで、「満月 ○日」「下弦 ○日」といった形で1ネタ1ページ、延々と流す。それ、ぜんぶまとめて1ページでええやん。そんなにネタないんか。伝えたい天文ネタもないやつがやるプラネタリウムとか最悪やで。月の暦1ページにして、その分なにか語ってくれや。

流星群の眺め方、も素人がやりがちな間違いをちゃんとチェックして注意喚起できていない。つまり、一点凝視ではなくゆったり見渡す感じで観測しなければならないんだけれど、その辺への配慮がない。
ここから分かるんは、自分にとって当たり前、ってのでスルーして、お客さんに何を伝えるか、と考えられていないということ。

まあ、レベルが低すぎるね。
手抜きともいうべき、番組垂れ流し生解説なし、のお陰でなんぼのもんなのか、見切れなかったのは残念だけれど、再訪する価値も感じず。

ちなみに、その後
「(学生Aに)今年のウチでやるプラネタリウム、事前の注意をこんな感じで流すとして、今からやれば余裕でここ(長野市博物館)を超えるやつ作れるやんな?」
A「ええ……学園祭にむけて、ってことですよね」
「そう、これをベースにこれ以上、みたいなん余裕やろ」
B「ってか、これ作ってきたら一瞬でボツですけれどね」

プラネタリウムは解説者も製作者も、プロより学生の方が上な部分が多すぎる。
二流のプロより学生のほうが遥かにマシ。
二流のプロの方がまともな学生より上なのって、発声技術くらいじゃないか?
ということで、今回の長野市博物館レポートでした。
一応、経費かかってるんで投げ銭にしておくわ。この下に内容はないよう!!

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