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フレットワーク
オールドジャズマスターで利用されたフレットワイヤーは、インチ換算で0.080"のものです。Stewmacの#0155、ジムダンであれば#6240を選ぶと良いと思います。
60年代初期のフェンダーはフレットと指板のエッジの処理が特徴的です。
フレットが指板のエッジごと丸く削り取られており、手に馴染みます。丸く面取りされた指板エッジとフレットサイドがツライチに処理されているためスライド時にもほとんどひっかかりを感じることがありません。
現在主流の背の高いフレットでこれを行おうとすると、フレットの面取り部分が指板中央に近付いてしまい、指板の有効面積が小さくなってしまうため、この時代の背の低いフレットならではのフィーリングと言えます。
もともと背の低いフレットは減って使えなくなるのも早く、オールドギターにはリフレットされているものも少なくありません。背の高いフレットに変更することで次のリフレットのタイミングを先に延ばすことができますが、こういった指板とフレットのエッジ処理は背の高いフレットでは再現できないため、リフレットを検討する際にはリペアマンとよく相談することをお勧めします。
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