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Maxon ROD880のインとアウトを逆さにする

もう20年ぐらい愛用しているROD880。内蔵されている真空管を交換して遊べる他、EQもしっかり効いてくれてスタジオでも使いやすい。
色々なペダルを試しても結局これに戻ってくるマイ・フェイバレット・ペダルというやつです。

そんなROD880の弱点は
・ノブが取れ易いこと
・通常のペダルとINPUT、OUTPUTの位置が逆なこと
前者は取れにくいノブに簡単に変更できますが、後者は面倒なのでこれまで我慢して使っていました。
が、久しぶりにスタジオに入ったらやはり使いにくい。

一念発起してインとアウトの配置を入れ替えることにしました。

インとアウトの入れ替え

まずはインプットジャックとアウトプットジャックを基盤から外し、それぞれ3本ずつをフックアップワイヤーで繋ぎ直します。

ジャックのピンにハンダ付け
基盤側も元々取り付けられていた位置にハンダ付け

で、イントアウトが逆になるように取り付け。
この際、ジャックの端子側を基盤とショートしないよう裏返して取り付けます。

端子が上の基盤と接触しないようジャックを裏返して取り付け

基盤の固定

元々は、基盤と一体化したジャックがペダル筐体に固定されることで基盤全体が動かなくなる設計。今回のようにジャックと基盤を分離してしまうと、基盤がグラグラ、ここに固定されたDCジャックやノイズキャンセルスイッチ、ツマミも動いてしまいます。

ホットボンド等で固定することも考えましたが、手持ちの道具で工夫します。

まずはアルミの端材でL字型のステイを作ります。

アルミのステイを切り出し
位置決めして裏蓋に貼ります

これを裏蓋に貼って基盤を固定します。これだけだと不十分なので、ピックアップ下に敷くクッション素材を真空管のステイに貼り付けてDCジャック側を押し込むようにします。

基盤と真空管ステイの間にクッションを挟む

フタをして完成。

フタをして完成

仕上げ

インとアウトを変えたことを忘れそうなのでマジックで書いておきます。
この緑色の文字がスタジオだと結構見にくいので、上から見た時になんとなく見やすい位置に黒で少し大きめにインとアウト、DCの位置を記載しました。

インアウトを変更したことを忘れそうなので
ちゃんと書いておきます

動作確認して完成!

LEDを緑にしても良かったかな
完成!

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