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バク転呪縛

バク転出来るんですか?

この質問
何百、何千回…とされた気がします。
過去
週末や夏休みなどはアクションショーをやってます、と説明する機会が多々ありました。

必ず
あれって暑いんですよね?
じゃあバク転とか…
という期待の目で聞かれました。

出来ません。
悲しいかな。

アクターあるあるですかね、これ。

当然
出来ます!と答えたい人生でした。

正確には18~34歳まで練習し続けました。
努力が足りないのもある。
センスないのもある。
極度のビビりなのもある。

出来ない…desu。
と答える悲しさよ。
答えた後の、出来なくてもその仕事出来るんですかーみたいな会話。
バク転の呪縛。
まぁ
出来て当然ですけども、って事ですよね、えぇえぇ。

そんなわけで
バク転出来なくても
トランポリンでクルクル出来なくても。

24年休む事なく、小さなステージからでっかいステージまでやらせてもらえたんで
私は超絶ラッキーだったんだなーと思います。

もちろん
ド派手な技は出来た方が絶対いい。
だってそれだけで
心がワクワクする。

5色のキラキラした人がクルクルしたらため息もんですから。

けどどんなに練習しても出来なかったんだ。。

で、ド派手がいけないなら
私が誰にも負けない様にやれるものはなんだろう?と考えました。
そして好きなもの。

ポーズでした。

見栄切り。
名乗り。

それやってる間に攻撃されちゃうよー!てゆうあれです。

名乗り、大事なんだ。
それがダメだと
あれ?なんか…ニセモノじゃね?となる。
私が見に行っていて実際そう思ったので
きっとそう。
名乗りを愛せなければニセモノです。
で、過去やった中で一番難しかったの何かなー?って考えました。
多分ですね、まぁまぁ共感してもらえる気がするのが
獣の拳の3人です。
中国武術系、すっごくハードル高かった…。
この年はまぁまぁ悪をやる機会も多く、ほどほどに逃れました( •́ .̫ •̀ )
悪もカメレオンで美しいデザインでした。

あと、どシンプルに豪快な海賊達。
シンプル過ぎるが故に
クセとかダサさが目立つってゆう。


例外はデビューに間に合わず
憧れで終わった五つ星のヒーロー、激ムズ名乗りでした。
テレビの中の5人はもう本当に神で。
あの5人でなければ
あの名乗りでなければ
私はヒーローを目指す事はなかったと思います。
今も1番の憧れです。

いくつか書いたけど毎年楽しみでもあり、毎年ワクワクして、しっくり来るまではとにかく練習でした。


そしてそして
演じた中で難しかったけど大好きだったのは
ガブリンチョのバイオレット!
ウミヘビの役でした。

茨城のお祭りと日本武道館で演じた思い出はリハーサルもみーんなで作り上げた時間も
全部が宝物です。

ニョロニョロした感じ、すっき。

バク転から話が飛びましたが

今なお、じゃあバク転出来たんですか?の質問が私を困惑させます。
(´△`)ugh………

中の人に憧れる日々の高校生の時↓
オタ活。

#バク転#ヒーロー#ずっと続く

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