見出し画像

4月20日 太陽牡牛座入り -オリジナリティを確立する-


「2023年牡牛座シーズン 星よみレター」をリリースしました。
今回の8つの月相や、日食&月食、水星逆行&冥王星逆行、木星牡牛座入りについて解説しています。お求めはコチラから!



太陽牡牛座入りとは?


4月20日 17時14分頃。日食の数時間後に太陽は牡牛座へ入りました。太陽が牡牛座に入る時、日本の暦も次の季節へと変わります。二十四節気は「穀雨」と呼ばれ、春の恵みの雨が農作物に降り注ぐ頃。草花や植物が最高潮に繁栄する季節がやって来ます。

そして今回は、太陽が牡牛座へ入る4時間前に、新月&日食を迎えていたことも大きな特徴です。先月の「春分」で解放された”ありのままの私”は、強力な日食を経てパワー全開の太陽が牡牛座に入ることでより力強く満ちて、現実に落とし込もうとするでしょう。

前回の新月満月の記事で述べたように、このシーズンの終わりには木星牡牛座期が始まります。木星牡牛座期は、今回の牡牛座シーズンで見つけた自分のオリジナリティや才能を発展させていくことがテーマとなっており、来年の5月まで続きます。是非、この1ヵ月はより純度の高いありのままの私と向き合い、もちろんまだ未完成で構わないので、少しずつでも具体的に表現していきましょう。


太陽牡牛座入りのチャートから見えること


さて、ではここからは太陽が牡牛座に入った瞬間のチャートを見てみましょう。

4/20 太陽牡牛座入り

まずは、ASC(テーマ)・太陽(行動)・月(気持ち)・MC(ゴール)から、1年間の全体像を探ってみます。

ASC(テーマ) :
天秤座17度(サビアン18度)
「逮捕された二人の男」
→ 般常識にとらわれないことをどう表現するか冷静に観察する

太陽(行動) :
牡牛座0度(サビアン1度)
「清らかな山の小川」
→ 自分の欲求に素直に従って才能を開花させる
【7ハウスに位置→魅力を表現する・才能のアピール・協力関係を築く・客観的な自分にスポットを当てて1年間行動する】

月(気持ち):
牡牛座2度(サビアン3度)
「クローバーが咲く芝生に足を踏み入れる」
→ 持って生まれた感性やセンスを楽しむ
【7ハウスに位置→様々な人と喜びや豊かさをわかち合う】

MC(ゴール):
蟹座19度(サビアン20度)
「セレナーデを歌うゴンドラ乗り」
→想いが伝わるように表現する


天秤座満月から引き継がれる自分らしさの表現


牡牛座はどちらかというと社交的ではなく、マイペースでインドア派な星座。好きなことを黙々と追求して、自分の中だけで楽しむ性質を持ちますが、今回は太陽が7ハウスにいるとき、牡牛座に入り、さらにAC(テーマ)も7ハウスと同じエネルギーを持つ天秤座のため、「自分の価値観や才能、好きなことを他の人に見せる」雰囲気が強いですね。

ちなみに、ACの天秤座18度前後(17〜19度)は、昨年の秋ごろから何度も繰り返し登場してきた度数です。1番直近だと、4/6の天秤座満月の月が17度に位置していました。さらに、この後の太陽双子座シーズンに天秤座18度は再び登場するので、ここ最近の要注目なテーマの1つです。


人の反応が気になるときこそ見直すべきこと


ただ今回は、DC(人間関係の入り口)に心の傷を表す小惑星キロンが重なっています。先月の春分図=太陽牡羊座シーズンでは、AC(1年間のテーマ)にこのキロンが木星と一緒にぴったりと乗っかっていました。

3/21 春分図


小惑星キロンは人との比較による思い込みや劣等感、心理的障壁をあらわします。つまり、もともとこの1年は、自分らしく振る舞おうとするときに、心の痛みを感じやすく、そこから学びを得て成長するときなのですが、この牡牛座シーズンでは、4/21に水星逆行が始まることもあり、自分と周囲の感覚の違いに悩み、人の反応が気になりやすい1ヵ月かもしれません。

特に今回は、前述したように、天秤座満月のテーマを色濃く引き継いでいることもあり、4月前半に向き合った自分の弱さやコンプレックスが再浮上することもあるでしょう。当時がんばって自分の気持ちを収めた人も、まだその気持ちを痛みを引きずっている人も、「私はいつまで同じことで悩んでいるんだろう」と感じるかもしれません。

しかし、星の流れを考えれば、今、そのような悩みを抱える事はある意味必然であり、そうした心のモヤモヤや、行動したいのにできない閉塞感から、自分にとって本当に大切なことに気づくことができます。


あなたにとって大切な想いを表現することを赦す


今回の牡牛座シーズンは、タイトルの通り、「自分のオリジナリティを確立する」ことがテーマです。ここで言うオリジナリティとは、何らかのスキルや実績を持っているかどうかは関係なく、あなたの心が湧き立って、熱を持って動くことです。それは今回のAC (テーマ)のサビアンシンボルからも感じられるでしょう。

ですので、「どうにも前に進まない」「なんだか閉塞感がある」ときは、あなたの好きなことや五感を満たしていきましょう。一見すると、取るに足らないことに思えるかもしれませんが、まずは表面的な心地よさを感じることから始まります。

(この辺の詳しいことは、先日リリースした牡牛座シーズン星読みレターに載せていますので、ご興味があればぜひ読んでみてください!
https://astrology-yurika.stores.jp/items/642e53fe712e6e002ca24116


そして、人と比較して傷ついてしまうということは、それがあなたにとって、いつまでも忘れがたい、とても大切なものだからです。大切だからこそ、あなたの心や頭の中にずっとあり続けるし、誰の目にも触れさせず、守っておきたい気持ちが沸き起こるかもしれません。

しかし、今回の牡牛座シーズンでは、「この大切なものや願いは、私が実現してもいいんだ」と自分を赦すときです。

特に、今回のチャートにおいて、天体は7ハウスから8ハウスに集中しており、周囲の人と積極的に関わることの重要性が示されています。また、牡牛座の支配星・金星が双子座で8ハウスにいることから、自分の本音をオープンにできる人と、信頼関係を築く事によって、牡牛座が示す価値観や才能はより開花していきます。

さらに、太陽は日食直後のため、ドラゴンヘッドと重なり、土星とリリスと複合アスペクトを形成しています。リリスは自由への衝動や大胆な創造性をあらわし、それを土星の手によって現実のものとする事が、ドラゴンヘッド=ご縁や人脈、チャンスを広げることになるでしょう。


ぜひこの1ヵ月は、少しずつ勇気を出して、抱えてきた。あなたも本音と、素直な自分らしさを行動で示してみてくださいね!


私の占星術の研究と発信に共感していただけたら、良ければサポートをお願いいたします!いただいた分は研究費用や活動のモチベーションアップに使い、さらに良いものをお届けしていきます。