ミハイル・ゴルバチョフ氏ネイタルチャート

最近亡くなられました、ソビエト連邦最後の指導者ミハイル・セルゲーエヴィチ・ゴルバチョフ(Михаи́л Серге́евич Горбачёв)氏のネイタルチャートです。アストロデータベースのデータに基づきました。表示は若干変えました。

生まれる前の日蝕は天秤座の27度台(数え28度)でサビアンシンボルは、「輝く影響の真中にいる男」です。差異より共通点に関心が向くなどの意味があるそうですが、此の言葉自体、激動の時代のソビエト社会主義共和国連邦最後の大統領にふさわしい感じがしますね。

アセンダントは天秤座(人と向き合う人生という感じがします、政治家としては国内外いろいろな方と会談してこられたでしょう)でルーラーの金星は4室山羊座でよりICに近い土星と緩やかな合、10室蟹座の火星とオポジション、冥王星とは緩やかなオポジション。大統領をされた方ですが、結構プライベートが大事だったのかもしれません。大統領としての最後は別荘に軟禁されましたね。土星というのはそういう事も示唆しているようにも見えます。アセンダントが天秤座ですので、ハウスに対してナチュラルサインの(ぴったり0度からではないけれど)逆のような形になっていますね。4室が山羊座、10室が蟹座。彼にとって社会や国家は家であり、家は社会や国家のような感じとも言えるかもしれません。MCは蟹座で、国を守る、冥王星や火星も入って、国を立て直す(ペレストロイカ(перестройка)ですね)という感じですね。また、10室の冥王星や火星はクーデターがきっかけで地位を失うことも示唆しているようにも見えます。MCの少し手前には木星もありますね。射手座のルーラーですので見識を持って、また3室のルーラーとしてコミュニケーションを通じて政権運営をしていったと読めると思います。

6室のカスプあたりに魚座の太陽。お仕事に熱心だったと思います。魚座なので共感力や包容力もあったでしょう。

5室魚座に水星。共感性に溢れたコミュニケーションという感じがしますが、映画に出たりされたのは5室というものにぴったりの感じがします。

7室牡羊座に天王星。普通に読めば型破りな人間関係という感じですが、クーデターという感じもしますし、(大統領でしたから)マンデン的に読めば、ベルリンの壁崩壊を示唆しているようにも見えます。同盟国ががらっと変わる。天王星はドラゴンヘッドとも合で時代の運命という感じがします。

11室獅子座に月、ノード軸に対し調停の位置。11室乙女座には海王星。人が集うことが好きで、それに関する夢も抱いていたのではと思います。参考にするためにウィキペディアを覗いてみたら、統一教会とも関係があったのですね。それも11室の星が象徴しているように思います。海王星が入っているのがなんともという感じがします。

末筆ですが、ゴルバチョフ氏のご冥福をお祈り申し上げます。

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