故 エリザベス二世英国女王陛下ネイタルチャート

2022年9月8日に崩御されました故 エリザベス二世英国女王陛下ネイタルチャートです。アストロデータバンクにあったデータに基づきます(表示は若干変えてあります)。なお、外側の緑色ま表示は崩御された9月8日のトランシットです。

生まれる前の日蝕は山羊座の23度台(数え24度)でサビアンシンボルは「修道院に入る女」です。松村潔先生の解釈に拠れば、自分が属している文化のルーツに近づいて、精神的な伝統を受け継ぎ、現代に発展させる意味があるそうです。言葉のままでもなにかに捧げてしまうような印象を受けますね。山羊座というのも、女王の地位とぴったりな感じがしますが、ネイタルのアセンダント附近の1室というのもいかにもな感じですね。人生を決めて生まれてくるのだとすれば、女王になる覚悟を持ってお生まれになった方なのでしょう。

1室水瓶座に火星と木星の合。木星は火星・海王星とオポジション。強い意思をお持ちという感じがします。王室なので一般とは違うと思いますが、自由を愛するという感じも。7室の月と海王星は国民やフィリップ殿下でしょうか。ロマンチックなパートナーシップも感じます。また、君主のチャートなので(月を国民と書きましたように)マンデン的な要素も読んで良いと思います。

2室魚座に金星と天王星、牡牛座に水星。王室の経済や国の経済でしょうか。贈り物をしたりもらったりということも多かったでしょうし、天王星も入っていますが、長い在位で激動の時代でしたから、王室としても国としてもいろいろ変わってきたと思います。水星も入って資産などについて情報公開の意味もあるかも。

3室牡羊座にカイロン、牡牛座の太陽と合。コミュニケーションを大事にされたということにつながっていると思います。ユーモアも素晴らしかったそうですね。カイロンが入っているので、苦手意識はなかったのだろうかと思いつつ、カイロンのサビアンを調べると「天球の合唱隊が歌っている」で、松村先生の解釈を参考にすると、全体的な雰囲気を鋭く察知し、自分が何をすべきかを掴み取るということなので、この度数を見事に生かされたのだと思います。

6室蟹座に冥王星、7室のカスプの近くにドラゴンヘッド。女王としての執務をきっちり果たすとか、軍務の意味もあると思います。蟹座であることも興味深いですね。国を守るという感じがします。

蠍座のMCのすぐ前に土星。仕事の真面目さとか、権威ある仕事(君主ですしね)と言う感じがします。1室水瓶座の火星・木星と7室獅子座の海王星のオポジションに対してスクエアのTスクエアが出来ていますね。また、ノード軸及び、アセンダント・ディセンダントに対して調停の位置にあります。女王としての務めをしっかり果たされた人生だったのだと思います。

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