ミッドポイントについて(90度方式、45度方式の仕組みなど)
最近、エバーティン先生の本や、ドイツから取り寄せたウラニアン占星術の本の紹介などしましたので、どういう仕組みになっているのかを少し解説したいと思います。実際の象意などは今回の記事には書きません。
ミッドポイント(ハーフサム)は、ミッドポイントというくらいで2つの天体や感受点(アセンダント、MC、ドラゴンヘッドなど)中間点です。両方の天体の春分点(牡羊座0度)からの度数を合計して、2で割るとその位置が出ます。2で割っているので、ハーフサムとも呼ばれます。それに対して2で割っていない2つの天体・感受点の度数を足したままのものは、イコールサムと言うそうです。
ところですのミッドポイント(ハーフサム)が、どの惑星や感受点と合になっているかなどを見て占ったりするのですが、合を判断するオーブは、1度とか1.5度くらいにキツめに取られることが多く、ゆるくても2.5度位までとするようです。私個人の考えとしては、2度位は問題なく成立しているように感じます。
そして全体のチャート(360度)をそのまま読むほか、全体を90度(スクエアとオポジションも合になる)に縮約したり、45度(前者に加えセミスクエアとセスキコードレートも合となる)に縮約して見る方法があります。
全体を90度とみなす方式(90度方式・90度ダイヤル)の場合
活動宮(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の天体はサイン内の度数そのまま。
不動宮(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)の天体はサイン内の度数に30度を足す。
柔軟宮(双子座、乙女座、射手座、魚座)の天体はサイン内の度数に60度を足す。
全体を45度とみなす方式(45度方式・45度ダイヤル)の場合
活動宮の天体はサイン内の度数そのまま
不動宮の天体はサイン内の度数が15度未満には30度を足し、15度以上には15度を引く。例:獅子座10度なら40度、獅子座20度なら5度。
柔軟宮の天体はサイン内の度数に15度を足す。例:魚座20度なら35度
Astrodienstの場合は、
「出生データによるいろんなチャート」の中の
「チャートの表現様式」の中のEbertin style(w.midpoins)(90度方式)または、Keller style(w.midpoins)(90度方式・45度方式)を選び、PDFデータ表をもっと見るを開けばデータが出てきます。わかりにくいかもしれませんが下に写真を入れました。
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