王政復古の大号令

今日は12月9日なので、王政復古の大号令のチャートをご紹介したいと思います。本当は12月9日の日付は旧暦のもので、新暦だと1月3日になるのですが、1月3日は多分、記事はお休みすると思うので、やはり今日ご紹介しようと思います。


王政復古の大号令の京都のチャートです(東京とどっちにしようか迷ったけど当時の詔なら京都かなと)。はじめ、時刻がわからないので正午で作ってみたらそのまま読んでいい感じがしました。その後『マンディーン占星術』という本の記事を思い出し、見てみたら倉本和朋先生の記事(249ページ)に「1868年1月3日11時55分東京(LMT)」とありました。時刻はこの時刻を使いました。ソースは東京大学図書館でレクティファイがなされたものなのだとか。マーク・ペンフィールド先生の本に載っているものだそうです。東京のも見てみましたが、差は小さくどちらでも問題なさそうです。

10室山羊座に太陽と火星。火星はアセンダントのルーラーでもあります。そして、それらは4室蟹座の天王星とオポジション、12室牡羊座の月・海王星とスクエアのTスクエアが出来ています。太陽と火星は権威主義を強める感じがします。それと蟹座の天王星、国を変えるという感じが合わさって、水面下でのことや陰謀っぽい感じも合わさっていますね。アセンダントが牡羊座で、新しい国のあり方を作るという熱気みたいなのもあるかもしれません。ただ、月が12室で一般大衆は蚊帳の外という感じもします。海王星と合で夢を見ていたかもしれませんが。

1室牡牛座に冥王星。社会の空気が変わる感じがします。牡牛座ということもあって、物質的な面が重視されると読めるかなと思います。

8室射手座に土星。明治維新のための戦で亡くなった人を思わせます。サインで射手座として読めば、外国的なものを取り入れることを余儀なくされているようにも見えます。この土星は6室のカスプ手前のドラゴンヘッド、12室のカスプ手前のドラゴンテイルとスクエアですね。富国強兵的なものと繋がっていくようにも見えます。しかもドラゴンヘッドは乙女座(軍とか実務といった意味があります)なのです。

9室射手座の最後の度数に水星。外国の知識や技術を取り入れる感じがします。

11室水瓶座に金星、魚座に木星とドラゴンテイル。国際社会を目指し、また存在感を高める感じがします。ただ日本が存在感を高めることを快く思わない国々もあったかもしれない感じがします。

12室魚座にはカイロンがあります。歴史的な傷や犠牲を感じさせます。魚座時代が終わるとか云われていますが、明治維新は魚座にカイロンがあった時代に始まったというのも興味深いと思います。善意が搾取される時代と云う感じがします。

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