イギリス新国王チャールズ三世ネイタルチャート

エリザベス二世の崩御により、王位を継承されたチャールズ三世英国新国王のネイタルチャートです。

生まれる前の日蝕は、蠍座の8度台(数え9度)でサビアンシンボルは「歯科の仕事」です。常識を打ち破ってでも必要なことを果たすという意味があるようです。ダイアナ妃と離婚して本当に好きなカミラさんと結婚したり、政治的な発言も厭わないあたりがぴったりな感じがします。周りは当惑するかもしれませんが、世間体などを気にするより信念を貫く方だと思います。

アセンダントは獅子座(王者という感じがしますね)、ルーラーの太陽は、4室蠍座(プラシーダスの場合は5室のカスプのすぐ手前)に。4室は他に、天秤座に海王星と金星、蠍座にドラゴンテイルと水星の合、そしてカイロンも入っています。水星は牡牛座の月とオポジション、それらとアセンザントがスクエアのTスクエア。人生の傾向として、王族の生まれながらプライベートが大切な感じがします。ただ、月が10室のですので、社会的なことへの関心はあると思います。また、ドラゴンヘッドも10室ですので、(王室・国王としてなど)社会的な責任を果たされることも目指す方向として、大切であろうと思います。

興味深いのは4室の太陽と10室の月です。4室は男性の母、10室は男性の父という解釈の仕方もありますが、そうすると母は国家元首で、父は母に寄り添う人という見方が出来ます。また、父は太陽、母は月と見れば、母は社会的な責任を担う人、父は家を守る人(フィリップ殿下もご公務などおありだったでしょうけど、女王のほうが社会的には目立ちますね)みたいにもとれます。

また、4室蠍座の星たちは秘密の家庭みたいな感じもしますし、日本語の「禁裏」みたいな感じでも捉えられると思います。

1室獅子座に冥王星。しっかり自己主張をされる方だと思います。火星とはトラインでMCを含めてグランドトラインが出来ています。火星はカミラさんとの恋でしょうか。5室には木星も入っていて、趣味や恋は大事にされる方のような感じがします。なお、冥王星は4室のカスプではないものの、4室のインターセプトのサインのルーラーですので、家系の影響を強く受けた性格と思われます(王家なので当然とも言えるでしょうが)。なお、4室のルーラーが1室に入っているのは令和の天皇陛下にも見られます(天皇陛下の場合は4室のカスプのルーラー冥王星が1室乙女座)。

2室乙女座に土星、木星、月、ドラゴンヘッドとはトラインで、グランドトライン。乙女座の土星なのでけっこう締まり屋なのでしょうか。お金を受け取ったのが不適切かという問題がありましたが、木星とのトラインがそういうものを表しているような感じがします。木星もトラインもだらしなさみたいに出ることがありますね。

11室双子座の最後の度数に天王星。ちょっと変わった交友関係でしょうか。反社会的な友という意味もあるそうです。自由を求める気持ちが強いでしょう。

土星と月と天王星でミニとラインが出来ています。これもまた、不適切な可能性のあるお金みたいになる要素かもしれません。

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