シャルル・ミシェル欧州理事会議長ネイタルチャート

先日テレビに映っていたので調べてみた、シャルル・ミシェル欧州理事会議長ネイタルチャートをご紹介します。アストロデータバンクで見つけたものをコッホシステムに改めるなどしました。

生まれる前の日蝕は蠍座の10度台(数え11度)でサビアンシンボルは「救助される溺れた男」です。松村潔先生の説に拠れば、人との結びつきを作るために自分の安全を犠牲にして大きな賭けに出るという意味があるそうです。そういう性質があって欧州理事会議長(EU大統領)をやっていらっしゃるのかもしれません。

アセンダントは魚座(これも捧げるような意味がありますね)、ルーラーの海王星は9室射手座に。9室ですし、理想を求めたり、外国との関係を持ちやすいでしょう。この方の人生のテーマであり、夢が9室射手座に表されているように思います。また実際に弁護士もされていた方のようです。これも9室とか射手座にぴったりのテーマですね。職種的には海王星の夢を叶えたとも言えるでしょう(彼の理想を実現するという意味ではまだまだと感じているかもしれませんが)。

太陽は10室射手座の28度台(数え29度)でサビアンシンボルは「芝を刈る太った少年」です。属する共同体や利害関係者との間で、必要とされる役割を果たそうとするなどの意味があるそうです(松村先生の説を参照しています)。そして、MCと合。そして10室山羊座には水星。弁護士とか、欧州理事会議長とか適任という感じがします。伝統的・権威的な(言葉などの)センスのある方なのかなとも思います。

アセンダントは魚座ですが、1室は途中から牡羊座になり木星があります。はじめおとなしく、長じてから積極的になる感じの傾向でしょうか。松村先生の説に拠れば、牡羊座の木星には中年期から新しい人生にチャレンジするという意味があるそうですが、欧州理事会議長になられたのもそういう傾向からくるものかもしれません。

1室の木星と7室天秤座の冥王星はオポジション。また7室は乙女座にバーテックス(これも弁護士とか議長となる要素の一つのような感じがします)、パートオブフォーチュンは7室天秤座。7室が指す人との関わりというのも重要なテーマでしょう。木星と冥王星のオポジションは行き過ぎた権力志向や独善的に突き進む恐れもあるそうです。そして10室山羊座の水星とそれらがスクエアのTスクエアが出来ています。山羊座の水星も権威主義的なコミュニケーションを思わせますし、ポジティブにはたらくと健全なリーダーシップの力になりそうですが、ネガティブにはたらくと、強権的・独善的に突っ走るかもしれません。

3室双子座に火星、射手座の海王星及び太陽とゆるいオポジション。議論を闘わす感じがしますね。弁護士としての資質には有利かもしれません。この火星は1室牡羊座の木星とセクスタイル、7室天秤座の冥王星とトラインの(オポジションに対して)調停の位置にあります。大事な役目のコミュニケーション(術)でしょうね。

5室獅子座に土星と月の合。土星は太陽とクインカンクス。長じるに連れて表現・主張がうまくなってくる感じでしょうか。表現すること、主張することが彼の公的な面を動かす意味があるのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?