冥王星観測(発見)のチャート

今日(2月18日)は冥王星のの日だそうで、1930年にクライド・トンボー氏によって観測(発見)された時のチャートをご紹介したいと思います。データの出典はニコラス・キャンピオン氏の"The Book of World Horoscopes"です。498ページの470番に相当しますが、ここに掲載するチャートはコッホシステムで作成したものです(参照した本はプラシーダスです)。

観測されたときは冥王星は12室蟹座でした。わりと地平線から上ってきたばかりの冥王星が観測されたわけですね。サビアンシンボルは「ヒヨコのためにむ土をほじくる雌鳥」です。新しい可能性を成長させようとする意味があるそうですが、いろいろな意味でこの星の発見以後、それまでとは違った世の中になった面がありますね(例えば原発とか核兵器の出現とか)。発見時12室の蟹座というのもいかにもな感じですね。ラスボス的なイメージにぴったり。蟹座というのも国を守るための核兵器とか、大地の上での人々の営みを破壊する核兵器というふうにも見えますね。

しかも、恐ろしいことに6室(軍事の意味もあります)山羊座の土星とオポジションで、それらと9室牡羊座の天王星とそれらがスクエアでTスクエアが出来ています。学術の革新てきな意味もありそうですね。(トランスネプチューンを読むと天王星の近くには、病気とか貧乏、ゴミなどの意味のあるハデスと集中とか特殊化の意味のあるアドメトスも。核のゴミとか、特殊技術という感じがしますね。)

10室牡牛座にはドラゴンヘッド、(支配とか権威の意味があるというクロノス、)カイロン。国家とか社会的な権威に核兵器などを持つことにより、権威を振りかざすことにもつながるが、カルマ的にある種の傷がつくみたいにも見えるかなと思います。

7室水瓶座に水星と火星。敵対国対して優位に立つとか、原爆を日本に使用するというふうにも見えます。

水瓶座の最後の度数に太陽、そして8室のカスプを挟んで魚座に金星。死を司る政権、そして死の商人という感じがします。しかも太陽・金星と2室乙女座の海王星がオポジションです。ここで海王星は軍事の夢、軍事大国という価値観という感じがします。

11室双子座に木星(と強さの意味があるというヴァルカヌスの合)。海王星と太陽金星に対してスクエアのTスクエアがあります。木星はそのような中で、平和を求める国際的な動きでしょうか。

冥王星ということで、核兵器などに関連して読んだところが多いですが、違う読み方もできるのかもしれません。

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