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ロバート・ハンド先生のネイタルチャート

"Planets in Transit: Life Cycles for Living"などの著者であります、占星術界に高名なRobert Hand先生のネイタルチャートです。上の図はアストロデータバンクのデータに基づき、コッホに改めるなどしたものです。なお写真はウィキペディアのものです。

アセンダントは蟹座、ルーラーの月は5室蠍座で、月と合。5室の後半部分は射手座で、ハウスの終わりの方に太陽も入っています。表現することが大事な人生という感じがします。5室のカスプのルーラーの冥王星は2室に。表現することが収入につながる感じがします。

6室射手座には水星と金星の合。哲学性のある発信する仕事。そして射手座のルーラーである木星は1室蟹座にありますので、お仕事が人間性を作っていくというところがあるでしょう。

4室天秤座の海王星は、10室のカスプのある魚座のルーラーで、家で著述をされているのかなという感じがします。仕事場が家でなかったとしても仕事が家みたいなものかもしれません。

11室双子座には土星と天王星が。土星はここでは7室のルーラー、天王星は8室のルーラー。占星術関係でしょうか、人のつながりを感じます。8室のルーラーが入っているので神秘の要素がある人の集まり・つながりという感じですね。双子座なので教育とかコミュニケーションの要素があるでしょう。

11室の土星天王星の合と2室の海王星はトライン、そしてそれらと2室獅子座の冥王星はセクスタイルの小三角。良い流れが出来ているようです。お金もしっかり入ってくるのかもしれません。

また、MCと木星と火星でグランドトラインも出来ています。本人の持ち味と、表現することとお仕事で、良い流れが出来ているようです。

土星・天王星と火星のオポジションにそれらとカイロンがスクエアのTスクエアもあります。カイロンは3室なので、コミュニケーション、言葉を使うことに何らかの傷のようなものがあったかもしれません。しかし、良い方に活かされたのか、彼の書物は評判が良いようですね。カイロンをうまく活かした良い例かもしれません。

昨日"Planets in Transit: Life Cycles for Living"が届きました。日本のアマゾンに在庫があったので早かったです。トランシットのマニュアル的な本で、トランシットの天体について、ハウスとアスペクトの両方から解説してあります。500ページを超える本です。このような本は日本では私の知る限り出ていません。こういう本がなくてはトランシットは占えないわけではないでしょうが、あれば心強い本だと思います。


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