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「月」が陥りやすいポイント

前回、月と金星に甘んじず、龍頭(ドラゴンヘッド)を意識するといいとお伝えしました。もちろん自分を甘やかすことも大切ですが、毎日ジャンクフードや甘い物ばかり食べていると太るし体を壊しますよね。

月も金も、太陽の健全なエネルギーを保持する為に存在する天体だと思っています。あくまで、太陽=人生の使命や目的だからです。

そう。今日のお話はお月様、ムーンです。

月は、あなたが心から落ち着くポイントを教えてくれます。「安心」を求めているのが月です。なぜなら、月は0歳から7歳までに培われた、安心安全に生きるために完成した自分、だからです。

でも「安心」を求めるということは、不安から行動しようとしている自分である可能性もあります。そして月は「5歳児の自分」を映しているとも言えます。5歳児のような感覚で、そのサインの性質を理解してやろうとする。そのため、周囲からは少し未熟に映ることがあるようです。

もし悪いループにはまってしまうと、月から抜け出せなくなります。私は、月に成長も変化も期待していません。太陽の光に支えられ、月は輝けるのであって、太陽無くしては生きられないからです。しかし、月に依存して生きている未熟な大人たちは少なくありません。

今日は、この月が陥りやすいポイントについて解説します。

火サイン【牡羊座・獅子座・射手座】が陥りやすいこと

火は、熱くて乾いたサイン。

熱々のコーヒーカップを思い浮かべて欲しいのですが、熱いと湯気が出ますよね。つまり、火のサインは外に向かって発散(表現)する外交的なエネルギーを含んでいます。

一人で突き進み、周囲が気にならないのもこのサインの特徴ですが、月がこのサインにあると、「私は重要な自分ではない」と感じた途端、暴走しやすくなります。

そうすると、まるで5歳児のように必死で自分を押し出そうとする。牡羊座は1番になりたい、獅子座は自分が中心となって人を喜ばせたい、射手座はもっと自分の理想を追求したい、これらが過剰になると空回りしがち。どのサインも、健全な主張を心がけるとよいでしょう。

地のサイン【牡牛座・乙女座・山羊座】が陥りやすいこと

地は、冷たくて乾いたサイン。

乾いているのは火のサインと同じで、自分の意思が明確にあったり、自立マインドが整っていたりします。さらに冷たい(=コールド)ということは、周囲の影響を受けやすい。

例えば、ここにアイスコーヒーがあるとします。気温に影響を受けて溶けてしまうように、冷たいサインは周囲の影響を内側に取り込む(溜め込む)性質があり、それはつまり内向的なエネルギーを含みます。

地のサインに月がある人は、「できない自分」「未熟な自分」と向き合わされた時に暴走します。

牡牛座は保守的になりすぎる、乙女座は完璧を求めすぎて物事が完了しない、山羊座は損得勘定で動いて人の気持ちを無視しがち、といったことが起こります。

地のサインは、自分の弱みを見せながら周囲と関わっていくと心が楽になります。

風のサイン【双子座・天秤座・水瓶座】が陥りやすいこと

風は、熱くて湿っているサイン。

熱いので外交的で、湿っているので人にくっついていきます。風は知識や情報などの意味を含むので、風のサインに月がある人は、優秀さを求められると重荷に感じてしまいがち。

暴走すると、双子座は情報収集しすぎて自分でも収拾がつかなくなる、天秤座は他人からの評価を気にしすぎて自分がわからなくなる、水瓶座は個性的であろうとしすぎる傾向があるかもしれません。

人間関係の中で軽やかに効率的に発揮することを意識してください。

水のサイン【蟹座・蠍座・魚座】が陥りやすいこと

水は、冷たくて湿っているサイン。

冷たいので外と繋がっていき、かつ湿っているので積極的にそこにくっつきたがります。外から見られる自分を意識しながら、自己を確立する人々ですね。

水は感情の交流を好むので、愛を受け取ることで安心感を覚えやすくなります。ですが暴走すると、蟹座は情緒不安定になる、蠍座は人に受け入れられないと感じた瞬間頑なに心を閉じてしまう、魚座は形のないものに頼りっぱなしになる、といったことが起こりがち。

一人の時間を大切にして、自分との会話をクセづけるといいでしょう。

太陽:月=7:3のバランスで

ちなみに、太陽だけで生きていると辛くなります。月は心の安定を図る大事な要素だからです。私は太陽双子座、月魚座のスクエア(90度)もちですが、組織にいた10年間は、奇しくも太陽しか使っていませんでした。魚座が求めることに目を逸らし、風のサイン(双子座)らしく感情を無視して激務に耐えていたら、心と体がボロボロになりました。

そこから別人のように、今度は魚座的に生きるようになりました。3年くらい月を人生の主役にしたような生活が続いたと思いますが、これじゃいかんと思い立ち(笑)、再び太陽で生きる決意を固めました。

これがまさに、月というぬるま湯に浸かっていた状態です。心は癒されましたが、現実的な変化や成長は起こるはずもありません。能動的に、主体性を持って行動できるのは、他でもない太陽のエネルギーです。

経験上、太陽:月=7:3の割合で意識すると生きやすいように感じています。眠る前のリラックスタイムや、休日に月を使うというイメージです。月は過去の自分なので、インナーチャイルドを癒すヒントにもなり得ます。

自分が今、どんな天体を意識して使っているかを知ると面白い発見があるかもしれません。

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