「虎に翼」と「離婚弁護士シン・ソンハン」

虎に翼が面白い。女性の虐げられた様が法律による構造的差別や女性性を男性性から分断する発想が描かれている。
女優さんの「いいね、光源氏君」にでてた人という感じでコミカルに受け止めていたが、今日、ヤジを飛ばした男性に「退廷」と宣言したのは良かった。また家庭内での嫁が女中扱いされていることと貧乏な女子が酒場のようなところで生きるかてを稼ぐ話と組み合わされて進むようである。
 たまたまマンガで読んでいた離婚弁護士〜がドラマになっているので見てみた。漫画とは違う展開のようであるが、1話から2話にかけてこちらもグッとくるシーンが多かった。決めてはイ・ソジンの流出動画を子供に見せた、ということが明らかになるが、ソンハンは今日手に入れたと言っていたが綿密に子供から聞き出していた。このドラマも虐げられた人々の物語のようであり、虎に翼とかぶっている感じである。
 そしてソジンが子供と酢豚を食べ抱きしめるシーン。マンションの部屋の左にある絵画と主題と構図をダブらせている。絵画は聖母子像のパラフレーズかもしれない。見事なカメラアングル。
 ソンハンは演歌が好きでよく歌っている。テス兄さんとソクラテスが重ね合わされていて笑った。任意なのか実際にそうなのか。また韓国でもKpop一色というわけではないんだということがわかるのも面白い。

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