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鴻池新田会所

鴻池新田は、大阪の豪商として名高い鴻池家三代目の善右衛門宗利が広大な新開池の跡地を開発したもので、宝永2年(1705)に開発工事が開始され、大和川付け替え工事でできた新田の中でも最大の面積を誇っています。

 会所は、農民から小作料を徴収し、幕府へ年貢を納め、新田にある農民の家や水路、樋門、道路、橋などの維持補修、また幕府や鴻池家からの命令・通達を村に伝えるなど、管理を行う事務所として、新田開発着工の翌宝永3年(1706)から現在の会所の建設が始まり、次の年に完成しました。

貴重な文化遺産のため、敷地は国の史跡、建物は重要文化財に指定されています。市民に親しんでいただくため、解体修理が終了した平成9年9月より一般公開をしています。

光と影が造る日本建築の美しさが印象的です。

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