近鉄八尾駅周辺における商業施設の栄枯盛衰

私の実家は布施市(現在の東大阪市)の金岡にありましたが、すぐ裏の家が八尾市で買い物も近鉄八尾駅周辺に行く事が多く、今でも八尾にはほとんど地元と言って良い親近感と愛着をいだいております。

子供の頃もよく八尾の商店街に遊びに行ったものです。

で先日八尾市立図書館で借りた本『「河内学」の世界』に面白く懐かしい図表が載っていました。

(「河内学」の世界: 大阪経済法科大学河内学研究会編 ; 近鉄八尾駅周辺における大型店の立地変化と中心商店街の変容 、安倉良二; より)

私が最初に行った記憶がある八尾のスーパーマーケットは④のジャスコです。当時は「シロ」と言う名前でした。1968年の出店だそうです。ジャスコは1975年に御坊前に移転し、現在もイオン八尾御坊前店として営業しています。

次に1971年に出店したのが⑤のショッパーズ八尾店です。後にTサカエとなり1999年に閉店しました。

⑥の西友八尾店。1974年に開店しました。1988年に閉店。

⑦の八尾サティ(前のニチイ八尾店)は1977年の開店と意外に遅いです。その前はボーリング場(名前は忘れました)で、1階にレストランがあり家族と時々食べに行ったのを覚えています。2007年に閉店し、現在その駐車場跡には大阪経済法科大学の八尾キャンパスが建っています。

それぞれの店ひとつひとつに懐かしい思い出があります。

これらの大型店舗が閉店して行ったのも、1978年の近鉄八尾駅の移転も大きな理由のひとつでしょう。

新駅の前には1981年に②の西武八尾店が進出します。当時は「八尾に百貨店が出来るの?」とビックリしたものでした。 (西武八尾店は2017年2月に閉店。その後同じ建物でリノアスとして営業しています)

これにより、八尾駅の乗降客の動線が西武側に移動したのでしょうね。

諸行無常は世の常ですが、賑わっていた旧八尾駅前の商店街とスーパーの事をすぐ昨日の事のように思い出しました。

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