展覧会の作品リスト

展覧会を見にいった時にほとんど必ずと言っていいほどおいてある作品リストだが、なんとなく貰ってはきたものの帰宅しても見返すことなくしまわれていることが多いものではないだろうか。

私自身も以前はそうであったのだが、ある時から気になった作品の欄に目印として軽く折り目をつける習慣をつけ始めた。展示室内では基本的にインクを使う筆記具を用いることが望ましくないため、何かをメモする時には鉛筆を用いなければならない。しかしふらっと展示を見つけて入った時にはシャープペンシルやボールペンを持ち歩いていることはあっても鉛筆がないということもあるだろう。私も今でこそ、そういう事態に備えて筆箱の中に常に鉛筆を忍ばせるようになったが、混んでいる展示室の場合鉛筆を使うのにも周りに気を遣う。そこで折り目という方法に行き着いたのであった。

実は帰宅してファイルから取り出すともう折り目がほとんど見えなくなってしまっていることもあったり表と裏どちらの欄につけたかわからなくなってしまうこともあるのだが、薄く残った目印を頼りにしながらどんな作品だったっけと展示を思い出すのもまた楽しみである。

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