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【偏愛日記】紙文具が好き

紙もの文具には目がない。
前世やぎかと思うくらい
紙が好き。

紙は質感によって
ボールペンやインクのノリが異なること
見た目にもザラザラした表面か
ツルツルした感じかで
雰囲気を変えることができる。
すてきな背景だ。

紙の色もたくさんあって
まっしろな紙はほとんどなく
どれくらい白色の光を反射するかで
白い紙の色が決まっている。
反射率が高いものは
青白く
反射率の低いものは
黄味がかっている。

白い紙ですら
選択肢がたくさんあるというのに
プリントされた紙はどうなる?
インクの具合、印刷のテクニックによって
くっきりしたクリアな配色、
くすんで微妙な色合いに仕上がったもの
またお国柄でも傾向がある。
輸入の紙など垂涎の品である。


そんな紙マニアなわたしは
机の引き出しに
紙文具が溢れていることがあった。
とにかく好きなもの
心惹かれるものは
探して集めて
大事にしまっておくのだ。

また仕事場と自宅の二箇所に
机があるため
収納スペースは増えてしまった。

ところが最近
紙文具を使うことが
めっきり減ってしまったのだ。

落ち着いて
紙文具を愛でる時間や
ゆっくり手紙を書く時間が取れない。
メールやショートメッセージで
通信できてしまうという
現状。

引き出しの一段に収まるよう
断捨離してみたものの
旅先で
買い物のとき
出会う紙文具を
あきらめることはできない。

永遠の片思いのような
紙への想いから

とうとう
とうとう
オリジナルのメッセージカードを
作ってもらうことが叶った。


メッセージカードの使い道は
仕事で通信の時などに添える。

あってもなくても
とくに営業に関わるものではない。

しかし
しかしである。

2年前
デザイナーさんに名刺を作っていただいたとき
数種類、案を出してくださり
それのどれも捨て難い
ステキなデザインだったので
いつかメッセージカードの
図案に使ってもらいたい
と話していたのだ。

重い腰が上がったのは
今年の春。
超多忙なデザイナーさんに
お願いしたので
しばし待つのは想定内。

ようやく
先々週
打ち合わせの時がきた。


デザイナーの方も紙好き。
しかも
わたしの好みを直感的にキャッチしてくれており
またしてもすごーく好みのデザインと用紙を
数種類提案してくれた。

ものの数分で
デザインと用紙を決めた。

好きなものと向き合っていると
決断が早い。

こうして
わたしの願望を具現化した
メッセージカードが
納品されると
じわじわと感動が押し寄せる。

紙文具コレクションが
収まるかどうかは
また別の話である。




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