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【明察解説】06消えたメガネはどこ?ホラリー

【明察募集】はSNSでホラリーを疑似体験する実験的試みです。参加者は各お題へのリプライ、RTを通して自由に参加できます。本稿は入門者が最初に習う基本事項に絞ります。

File 06. メガネは見つかる?

いわもとさんの明察依頼
「きつめの度数の眼鏡。車を運転するときなどに使用していた。ここ3か月ほど見あたらない」(ツイートURLはこちらへ) 

古典ホラリーの基本
相談者は1室とそのルーラー。そして月です。(月は常に質問者と相談事全体を表す天体です)。1室はおとめ座、水星。失せ物は2室、月、または4室で観ます。使う天体は月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星。容易に肉眼で判別できる七天体です。

210719_メガネはどこ

表示星(シグニフィケーター)

いわもとさん:1室おとめ座、ルーラー水星(アルムーテン水星)、月
メガネ:2室てんびん座、ルーラー金星(アルムーテン土星)、失せ物のナチュラル・ルーラー月、4室いて座、ルーラー木星(アルムーテン木星)

本稿では失せ物を所有物を表す2室、金星を中心に見ます。なお、基本的な事柄は決められていますが、占断順序や表示星の選択は占星術師によって様々です。古典ルールが細かく決まっていると言っても、占者次第で解釈も変わります。

見つかるか?

失せ物チャートの読み方はとてもシンプルです。相談者自身と失せ物の表示星が今後アスペクトを組む場合は「見つかる」と判断します。
(他の天体がそのアスペクトを妨害したり、動きの早い天体がアスペクト完成を助ける場合もあります)

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