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蠍座の涙の度数~深い悲しみは通過儀礼

早いもので蠍座の季節も残すところ4日
11/22の17:21には太陽は射手座入りします。

そろそろ太陽が蠍座の終わりに差しかかると、「涙の度数」が待っています。

涙の度数はサインの終わりにある29度~30度のこと。

各サインはサビアンシンボルで1~30度。
30度まで進むと次のサインの1度が始まります。

涙の度数の言われは、もう次のサインへ行くことが決まっているから。

卒業を控えた3年生みたい。

だんだんと学生生活も終わりを迎えて、あとは卒業式を待つだけって、とっても切ないですよね。

もっと学生でいたいけれど、進学や就職先も決まっていて、次の人生が始まることは決まっている。

決して後戻りは出来ないし、あるのは別れだけ。

それが涙の度数です。

そして、その涙の度数の中でも、最も代表的なのが蠍座の29度です。

涙の度数と言えば、蠍座の29度を指すという人もいるくらいですから。

なぜなら蠍座が最も愛着と執着の強いサインだからです。

そして最も信念の人。

そんな蠍座が泣いても頼んでも、望みが受け入れられず次のステージを目指して別れを受け入れざるを得ない。

蠍座29度「酋長に自分の子供たちの命乞いをするインディアンの女性」

この短いメッセージを見ただけでも心が締め付けられるような気がしませんか?

泣いて命乞いをしても、酋長は女性の望みを受け入れてくれません。

深い悲しみの度数です。

この度数を太陽が通過するとき、私たちは大切なものを諦める覚悟をする必要があるかもしれません。

それは慣れ親しんだ場所であったり、心血を注いできたものであったり。

蠍座の執着を断ち切るのは、自分の身を引き裂かれるようなもの。

だからこそ、涙なしでは通り過ぎることができません。

でも、この後訪れる射手座は希望のサインなのです。失ったからこそ見えてくる希望がある。

そんな通過儀礼の蠍座29度。

人によっては本当に大切なものだけを残し全てを捨てる覚悟をする人もいるでしょう。

未知の世界はわからないからこそ、進んでみる価値があります。

卒業して進学すれば、また新たな出会いに恵まれ、就職すれば社会人としての自由が待っています。

卒業式で涙したことも、次第に忘れて青春を謳歌しだすのです。

ということで、涙の度数まであと少し。

今日も健やかな一日でありますように。

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