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Raspberry Pi 5にM.2 HAT+を取り付けたら起動が爆速だった

はじめに

先日Raspberry Pi 5の内蔵RTC用のバックアップ電池を取り付けた。

この際にバックアップ電池と一緒にM.2 HAT+を一緒に購入したことを書いた。

すぐに使う予定はなかったけど買ってしまうと使いたくなる。早速M.2のSSDを購入した。

M.2 HAT+で使えるSSDを探す

現在運用しているRaspberry Pi 5はSDカードと8TBのHDDで構成している。

過去の経緯から起動用の /boot だけSDを使っていて、それ以外のパーティションはHDDを使っている。

今後もHDDはデータ用に使うのでSSDはシステム用にすればいいので容量は少なくていい。そう思って256GBか512GBで十分と思っていたけど、容量の少ないSSDは割高感をかんじてしまう。

そんなこともあって最終的に1TBのSSDを購入した。

あと注意しないといけないのは一般的によく使われている(と言って良いか分からないけど自作PCでは一般的だと思う)2280タイプのSSDがM.2 HAT+では使えない(固定できない)。

使えるのは短い2230か2242の2タイプ。2280と比較すると小さい分ちょっと割高感はあるが最終的に選んだSSDが2230のこちら。

addlinkの1TB SSD

当たり前だけど小さい。まあ2280の40%くらいの長さだからね。

Raspberry Pi 5にM.2 HAT+を取り付ける

取り付けていた積層タイプのケースではM.2 HAT+がそのまま取り付けられない。

ただ一番上の層を取り外したら使えないこともなさそう。と言うことで取り付けてみる。

M.2 HAT+を固定する脚を取り付ける。アクティブクーラーを取り付けたままでもM.2 HAT+と干渉することはない。ただケースの構造上、下の写真の左手前の脚1本は取り付けられなかったので3本で固定することにした。また付属のスタッキングヘッダーをRaspberry Piの取り付ける。

手前がスタッキングヘッダー

M.2 HAT+のケーブルをRaspberry Pi 5へ接続して固定すると下記のような感じ。

最後にSSDを取り付ければ設置完了。

ケースの形状、一部微妙に無理矢理固定している所はあるが一番上の層だけ取り除けば何とかケースに収まった。

起動して確認してみる

GPartedで確認してみると問題なく認識されていることが確認できた。

Raspberry Pi ImagerをインストールしてSSDにRaspberry Pi OSを書き込む。

Raspberry Pi OSを書き込み後、電源オフしてSDカードを抜き電源オンするとSSDから起動できた。

最初は数回再起動していたみたいだけど無事SSDから起動できた。それにしてもHDD起動と比較して起動が爆速になった。

HDDをマウントすれば元のルートファイルシステムにアクセスできるので環境移行もそれほど手間を掛けずにできそうだ。SDカードを挿して起動すれば元の環境で起動することもできる。

さいごに

サラッと書いているが、実は5,6回ケースを組み直してようやく完成した。すぐ終わると思っていたので在宅勤務後の隙間時間にササッと終えるつもりだったけど、思ったより時間がかかった。

それにしてもM.2 SSDからの起動は本当に速い。以前自作のWindows PCが遅くて使い物にならない状態だったことがあってHDDからSATAのSSDに変えてみたら復活したことを思い出した。


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