How to 架空世界 part.1
※最初に言っておくと、今回はあくまで「完全にゼロから世界を作る場合」の話なので歴史IF世界観はこれに当てはまりません。
※あと今回は数式が出てきます。嫌な人は耐えてください。※この式は参考であり絶対ではありません。適当にやるんじゃなくてある程度のちゃんとした根拠が欲しいんだ的な人が使うと安心材料になります。※万が一間違ったこと書いていたらTwitterなどで教えてください。強い言葉で叩かれると心が弱いため再起不能になるので優しめでお願いします。
新しい世界の作り方
架空世界の作り方にはいくつか流儀がありますが、今回は我流で行きます。
今回は地球に似た環境の惑星系を作っていきます。
地球に似た惑星に手を出す前に、先に中心にある恒星(太陽のようなもの)がないと何も始まらないので、まずは中心の恒星を作っていきましょう。住みよい星をつくるなら、まずは住みよい恒星が必要ですからね。
と い う わ け で、
画像の式に注目してください。
作りたい星の大きさの半径 r_star [km]
太陽の半径 r_sol [km]
作りたい星の表面温度 T_star [K]
太陽の表面温度 T_sol [K]
作りたい星の明るさ(光度) L_star [W]
太陽の明るさ(光度) L_sol [W]
太陽の値に関しては検索をかければ Wikipedia が多分ヒットするはずなのでその値を入れてください。
表計算ソフトがあると修正もやりやすいので大変おすすめ。
Google スプレッドシートとかでも作れます(僕はそうしてます)。
これで光の強さが求まりました。
ついでに以下の計算式を用いるとおおよその質量も求まります。
これでハビタブルゾーンがわかります。
ハビタブルゾーンというのは、これより内側だと高温すぎで住めず、外側だと低温すぎて住めなくなるという、いわば地球に似た惑星のいるべき場所です。中心の星の値がわかった時点で、大方恒星のスペクトル(色とか等級的なやつ)がわかっているはずなので、その値に沿ったE_lowとE_highを画像下の式に代入すれば内側と外側がわかります。
ここまででようやく地球に似た惑星の準備が整いました。
次回はいよいよ惑星に手を出していきたいと思います。
ちなみに余談ですが、銀河における恒星の位置というのも重要だと言われています。まぁ基本的には多分太陽系と同様に渦巻銀河のはずれの渦状腕の中にあるとしておけば問題ないはずです。
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