メタバースの神?
まずお前は誰なのよ。
僕の名前はAstro Solaです。架空惑星や、架空世界などの架空の世界観を作ることを趣味としているしがない学生でございます。メタバースもたまに触れます。最近忙しくて触れる頻度がやや落ち気味ですが……。
本題
メタバースの定義は?
ここでは「バーチャル美少女ねむ」さんの本であるメタバース進化論で述べられていた定義に原則依拠することにします。ねむさんですら、まだ発展途上でどうなるかわからないと言っているので、今後変わる可能性もありますがそこを話し出すと本題に移れないので、先に本題へ……。
(ねむさんのこのNote記事にあります。)
生じた疑問
僕の普段やっている世界や国家を創作する趣味が、このメタバースに対してある疑問を生んでしまいました。
「メタバース、ある意味で恐ろしい空間なのでは?」
確かにメタバース空間はプラットフォームが提供するコンテンツのみならずクリエイターがコンテンツを持ち込めるし、経済圏も生み出せる。
しかし、その背面には必ず「プラットフォーム提供者」がいないと成り立たないと僕は考えました。
現実で「神」は確認されていない
基底現実世界、または我々の宇宙という空間には明確な支配者がいません。
今のところ、実在すれば確固たるこの宇宙の支配者かつ創造主である、人類がいわゆる「神」と定義している存在は確認されておらず、その神は我々の生活に干渉してきません。
確かにコミュニティも、企業も、国家もあります。それらの集団は確かに我々に干渉することはできますが、これらは本来人類が勝手に定義したもので、空間を定義する神には及ばないのです。
メタバースの「神」
「神が存在する?何の話だ?」
「VRChatに神はいるが……?」
そういうことではありません。確かに、優秀なクリエイターやアーティストを神と呼ぶスラングは存在しますが、この場合はそれではなく、
真なる意味で世界の支配者が存在するのでは?
Unity, Unreal Engine などの世界の物理を扱うゲームエンジン、
Adobe, Maya, Blender などの世界のオブジェクトを扱うソフト、
VRChat, VketCloud, Cluster, NeosVR… などのプラットフォーム。
彼らは利用規約という形で世界(空間)を支配する法典を持っています。
極端な解釈をするのであれば、彼らがNoを言えばいつだって「世界」は破壊される可能性があるのではないかと私は考えました。
ルールがあっちゃダメなの?
こんなこと言うと、
「規約違反に理由をつけたいんじゃないか?」
「無茶苦茶な無法地帯を作りたいだけなんじゃないか?」
「犯罪利用を試みているんじゃないか?」
などと言われるかもしれませんが、そういうつもりは一切ないです。
僕が言いたいのは基底現実世界と異なり、メタバースでは逆らうことのできない絶対的な神が明確に存在するのではという意見です。
ここからどうなるの?
ただ意見を出すのもよくわからん人になってしまいそうで嫌なので、勝手なこれからの妄想や願望を言っておきますね。
メタバースプラットフォーマーの企業国家化√
ゲームエンジンやツール類、メタバースプラットフォーマーが「神」としての力があることを自覚し、現世での国家の要素を勝手に代替していき、電子空間上で疑似的に国家の代役となる企業国家化の可能性。
「神」をすでにある企業たちがかっさらった場合。
国営メタバース√
企業国家化へのカウンタールート。企業国家が現れなくても、規約は現行の国家の法律で代替が効く可能性を考慮して、メタバース空間を国営の管理空間にしてしまう可能性。「神」を国家に還元した場合。
アナキズムメタバース√
ユーザー側がいかなる制約をかける管理者の存在を求めず、リジェクトしたときの可能性。当然無法地帯ではあるが、世界の根幹の仕組みに関しては何もしていいというルート。この場合おそらくプラットフォームは集団で作るが権利は発生しない完全自由空間になる。
この場合は「神」を解体し、かかわる人間全員で神を作るルート。
オートメタバース√
メタバースのプラットフォームの作成が人間の手を離れていき、自立して動作する可能性。「神」の権能はもはや人に人工知能(AI)の演算でもたらされる最終形態。人がそれぞれの個人の箱庭(ユートピア)の中で悠々自適に過ごしていくルート。
あとがき
まったく無責任な文章ですね。
たまたま僕の趣味から想像できた戯言のようなもので、でも公にしないというのもなんだかなぁということで書きました。
今後数年でこの思考?思想?イデオロギー?を洗練して新しい思想にできると嬉しいな。知り合いには架空の思想を作ってる人もいるので、架空の思想を現実に持ち込めればある意味で僕の勝ち(勝手な勝利)かなと思っています。
では今日はこの辺でゲームエンド。さいならー。
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