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火星の大接近と火星の逆行 2020

火星と地球の距離が近くなっています。
火星はおよそ2年2カ月ごとに地球に接近し、明るく輝きます。
最も近付くのが、10/6(火)23:18。
最接近のその瞬間だけでなく、
今年6月から来年1月までマイナス等級以上の明るさになるので、
夜空を見上げれば、ぱっと目に入ります。

前回は大接近と言われ、2018/07/31。
次回は2022/12/01。
今年は前回の大接近に次ぐ準接近。準ですが大接近です。
前回と今回のような大接近は15年から17年に一度なので、レアです。

この火星の2年2ヶ月ごとの接近の時期、
天球上を西から東へと順行していた火星は、
約2か月間、東から西へと向きを変えて逆行します。
西洋占星術におけるホロスコープ上でも、逆行します。

今火星は実際の空では魚座の中にありますが、
ホロスコープでは牡羊座にあります。
(このあたりのお話についてはまたいつか...。)

火星
地球の外側を公転している天体。
地表が酸化鉄を多く含む岩石で覆われているため赤く見える。
公転周期687日(約1年と11ヶ月)。
火星の軌道は地球のそれに比べて少しつぶれた楕円形をしているため、
距離が近付いたり離れたりする。
小さくなって光が見えなくなってしまう時期もあれば、
5倍以上の大きさになって-2.9等級まで輝く時期もある。

夜空で赤く輝き、
不規則に動き、
その光を失うときもあれば、再び赤い光を放ち出す姿から、
火星は古代から、西洋、東洋、アステカの占星術において
血、死、災い、飢饉、疫病、反乱、戦争を表す不吉な星とされてきた。

この火星、個人のホロスコープでは、
男性性、積極性、競争心、行動力、性的エネルギー、などを表します。

一つのサインに平均して2ヶ月滞在しますが、
1ヶ月で駆け抜けてしまうときもあれば、
6ヶ月長期滞在するときもあります。
逆行から次の逆行までが約2年2ヶ月あり、
およそ2つ先のサインで逆行します。
(1つ先のサイン、3つ先のサインの場合もあります。)

さて、この15年、17年ごとに1度の大接近、どんな意味があるのでしょう。

前回の2018年の大接近時は、火星は水瓶座にありました。
水瓶座が表す意味、
自由、未来、仲間、友達、情報網、電気、インターネット、ネットワーク...
などのテーマに集中していたのではないでしょうか。

私はと言えば、
初めての子育てで何の知識もなく、
ひたすらスマホで検索して頭でっかちな育児していました...。
家族のみなさんごめんなさい。
(水瓶座サインは悪く出ると頭でっかちになります。)

今回火星は牡羊座にあります。
牡羊座の表す意味、
始める、即行動、直感、戦い、競争力・積極性を鍛える、
などがテーマになっているのではないでしょうか。

ただでさえ空回り・消耗しがちな火星逆行なのに、
今回は山羊座木星・冥王星・土星とスクエアを取っていて、
摩擦熱が起こり、疲弊・不完全燃焼に陥りやすい時期となっております。

月・太陽・火星が活動宮の
牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座にある人は
特に大変なんじゃないでしょうか。

なかなか思うような結果が出ず、
虚しさに襲われることもあるかもしれません。

でも忘れないでほしいのは、
「人生の目的を叶えるために切り拓く力を鍛えている」
時期であること。
これは間違いありません。

それでも押しつぶされそうになったときは、
「グラウンディング」。
地に足着けて、時には思考停止して、大地とつながって、
自分の感覚とつながりましょう。

火星についてはこちらの記事にも書いています。


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