日経平均回想録~2019年12月-何故、日経平均は暴落したのか?検証記録を開示
波動分析は将来の為に行うものだけではない。
過去の積み重ね、その延長上に未来が構成される
それは、時として無残にも、時として素晴らしく、もある
時を昨年2019年12月に戻し、私が何を訴えていたか?そして、何を警告したか?
今となっては、後出しじゃんけん、かのように思われても仕方ない
しかし、手元にあるTwitter上に当時投稿した私のチャートとコメントはフォロワーの皆様がその証人である。
そして、その一部を紹介したい
このチャートの作成は2019年12月13日大引けのもの
いつもの通り、当時の高値は24115(20/1/17)なので、このチャートに乗っていない
そして、この年の大納会(12/30)に掲載したチャートが下記である
この時もまだ高値は示現していない
しかし、時間と価格のとれた均衡点は刻々と近づいていた
先のnoteでも書いたが、専門家たちの2020年株価予想でボトムは低い人で22500が主流(私が知る限り、2人の専門家は超弱気であった)
既に2019年大納会の段階で私の予想は19000割れを予告し、警鐘を鳴らしていた
当時、コロナショックなど知る筈もない私の分析手法は、波動分析のみであった
つまり、2018年1月高値24129を起点にし、A-B-Cでの修正波(下落波)が進行しているという認識にあった
この見方に従えば、2018年クリスマスショックで付けた安値18948を試すか或いは下回るというものであった
因みに波動構成上は少なくともフラット波(3-3-5)の波形で構成されるはずでB波トップまでは3-3で構成されていた
B波トップは、実際の高値は24115(1/17)に付けた訳だが、ここからがC波暴落の始まりだった訳である
上記のチャートは事実上の高値を付けた今年1/17に記録し、その日に掲載したものである
今思えば、見事なタイミングであったが、重要なポイントはB波トップを形成する段階で20173(2019/8/26)以降の波動構成上、五波動を刻んでいる事であり、この中でも最も重要なポイントは22726(19/11/21)~22951(20/1/8)のゾーンにあった
波動上の4波ボトム(この場合は、エクスパンディッド・フラット波という認識)であるレッサーディグリー・ボトムである22726~22951のゾーンを割り込む事が最も重要であったのだ
日々のTwitter上で、22726を割込む事が急落のトリガーとして警告を鳴らしていた
そして、この重要起点を割り込んだ時に暴落が始まった
だが、19000割れで暴落は止まる事が無かった
上記のチャートは先のnoteで記載したのであるが、3/13 10:30に作成したものである
勿論、この時、TOPIXのチャートも並行して分析していたが、上記の安値を結ぶトレンドラインに接触した段階で底打ちは近いと判断していた
結果として、C波は緩やかな五波動構成ではなく、暴落波を伴った第一波動で16358を付けたに過ぎない
現在は、その戻り修正波段階にあると考えている
冒頭に書いたように未来を予想する事は極めて難しい。
だが、株価の現在地点がどこで、どこに向かおうとしているのか?
それを知るためにチャートは存在する
同じチャートで分析する方の主観もあり様々だろう
だが、一つ言えることは、昨年暮れに予想した19000割れは確実に現実のものとなった。
この投稿は個人の分析によるものです。投資判断は自己責任で行って頂きますようお願い致します。
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