バルコニアン（３１）　椿に実がなった

三年前に買った椿

ある日、椿を見たら、実が二つもなっていた。こんなことは初めてなので驚いた（図１）。

図１　実をつけた椿。

この椿は歌舞伎座の地下のお土産売り場に設けられていた園芸コーナーで買ったものだ。針金の誘引で枝が整えられた、高さ20センチぐらいの鉢植えだった。

買ったのはもう三年前のことだが、その後バルコニーに置いてあるだけで、特に注意を払っているわけではなかった。ただ、冬には２輪ほどの花をつけるので、それをみるのは楽しみにしていた。花の形状を見ると、「侘助（わびすけ）」という種類の椿のようだ。

実をどうする？

この椿に実がついたのは今年が始めてだ。結構、大きく育ってきている（図2）。

図2 大きく育ってきた椿の実。

しかし、この実をいったいどうすればよいのか？　わからないので調べてみると、いくつかの方法があることがわかった。

[1] 食べる：椿の実を砕いて粉末にし、料理やお茶に加えて楽しむ。
[2] 椿油をとる：椿油は代表的な植物油であり、ビタミンEなどの栄養分を多く含む。ただし、種を乾燥させ、圧搾して油をとるので、私のような素人には無理。
[3] 種として植え、椿を増やして楽しむ。

最も安直な方法は[3]だ。バルコニアンを自称しているものの、私は園芸の素人だ。冬になる前に判断することにして、しばらくは見守ることにした。

どうも、いい加減で、いけない。

🎵ただ季節は流れ 〜 〜 〜 🎵

なぜか口ずさんでしまった。