悩みは「悩み」にしたときから悩みになる
※この記事は占いサイト「WORDS」で公開したコラムを再掲しています。
日々のさまざまな出来事をきっかけにして、躓いたり、深く落ち込んだりしますよね。
悩み続けるということは「悩みに情熱を注ぎ込んでいる」状態なのです。
そんなお話です。
思考が現実をつくる
『思考は現実化する』という言葉を、あなたも聞いたことがあるかもしれません。アメリカの作家、ナポレオン・ヒルのベストセラー著作のタイトルです。簡単にまとめると、『考えたことがよくも悪くも実際に起こるよ』みたいな内容です。
悩みについて考え続けることは、悩みに情熱を注ぎ込んでいるのと同じ状態です。悩みに情熱を注ぐということは、望まない状況を「強く望んでいる」ことになります。
強く望んでいるのと同じことなので、そこからさらに望まない状況が生まれていきます。
深く悩めば悩むほど、悩みは広がり続けるという仕組みです。
あなたにも、思い当たる節はありませんか?
意識は自由に動かせる
深く悩み続ける原因のひとつに「どうにもならないことについて悩んでいる」が挙げられます。
例えば、過去の失敗や対人関係などに思考が向いているときです。
残念ながら、過去も人も、どうにも変えることはできません。
ただひとつ、確実に変えることが出来るのは、あなたの「意識の持ち方」です。悩みに対する考え方や意識の持ちようは、あなた自身で変えることが可能です。
悩みに意識が向いている間は、そこに大きなエネルギーが集中しています。その熱い情熱を、他に生かしてみませんか?
悩みがつきない人はもともと、強いエネルギーをたくさん蓄えています。
その熱量をあなた自身のために、あなたが喜ぶかたちで使っていきませんか?
意識が変われば、悩みへの「執着」も消えていきます。
悩みすらもあなたの宝物
けれども、そんなに簡単に意識を切り替えることが出来ないのが「悩み」というものです。
決して、悩んでいるあなた自身を否定しないでくださいね。
「悩む」という思考や行動のパターンは、これまでの苦い経験からくるもの。もう二度と、同じ失敗をくり返さないようにあなたを守る「防御システム」なのです。
だからもし、あなたが思うようにあなたの意識を変えられなかったとしても、ガッカリしないで。
悩みながらも懸命に歩んできた、あなたのこれまでの道のりに大きなハナマルを贈りましょう。
「大丈夫、必ずよくなる!」何の根拠もなくたって、そう信じてよいのです。
熱いエネルギーを注ぎ込むことができたなら、それは必ず実現するのですから。
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