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12ハウス・星が輝く舞台です

ホロスコープを12のお部屋に分けて、天体がどのお部屋に入っているかをみて星の情報を読み取ります。

12のお部屋を「ハウス」と呼びます。
ハウスは、それぞれの天体が活躍する場所を知る手がかりとなります。

ハウスを分けるにあたっていろいろな方法があるのですが、日本でポピュラーなのは「プラシーダスシステム」です。
出生時間と出生場所を元に度数を割り出して、ハウスを分割していきます。

天頂(南中点)から円の中心(観測者=自分)を通り、天底に向かってまっすぐ引かれた線と、東から西に向かってまっすぐに水平に引かれた線(地平線)を主軸とします。

ハウスとアングルの場所

ASC(東の地平線)は地球に生まれ落ちた瞬間の自分そのものをあらわします。

DES(西の地平線)はパートナーや相手、ライバル、師となるような存在をあらわします。

MC(天頂)――IC(天底)のラインは、社会的地位や目指しているところと、その基盤的な支えとなる家庭やルーツです。

この4つの軸(アングル)に天体が乗っている場合や、近くにある場合は注意深く読み取ります。

西洋占星術・4つのアングルの示す意味

12のハウスが示す意味は、

1ハウス・・・自分そのもの。第一印象。個性(キャラクター)

2ハウス・・・持っているもの。才能(潜在能力)。収入(お金)。

3ハウス・・・身近な場所。ちょっとそこまで。基礎学習。コミュニケーション。きょうだい関係。

4ハウス・・・家庭(家)。家族。基盤。プライベート。居場所。

5ハウス・・・楽しみ。趣味嗜好。創作活動。子ども。恋愛。よろこび。

6ハウス・・・日々のこと(ルーティーン)。整理整頓。健康。奉仕。ペット(お世話)。雇用者。

7ハウス・・・パートナーシップ。人間関係。契約。結婚。取り決め。相手。

8ハウス・・・他者から譲り受けるもの。家系。遺伝。遺産。相続。命。死。霊感。

9ハウス・・・遠くの場所(海外)。専門的な学び。宗教。哲学。思想。博愛。

10ハウス・・・社会との関わり。人生の目標・方向性。オフィシャル。天職・使命。

11ハウス・・・仲間。ネットワーク。未来。理想。個人としての関わりかた。

12ハウス・・・秘密の部屋。潜在意識。混沌。目にみえないもの。スピリチュアル。浄化。癒し。

西洋占星術・12のハウスが示す意味

ハウスの中には、人生の中で経験するであろうステージ(成長段階)が描かれています。

ハウスの示す意味

1ハウスで誕生し、2ハウスで自分の才能に目覚めます。
3ハウスで基礎的な学びをし、4ハウスで自分の基盤を築きます。
5ハウスで楽しみを見いだし、6ハウスで自己の管理と調整をしていきます。

ここまでがホロスコープでの下半分(北半球)になり、自己の意識、個人の領域となります。

7ハウスで相手が現れます。社会の始まりです。
8ハウスで他者から与えられたもの中から価値観を深めます。
9ハウスで視野を広げ、10ハウスで社会の頂点を目指します。
11ハウスは頂点を下りたのその先の世界です。
12ハウスではこれまでを内省しながら、次のサイクルに向けての準備期間になります。

ホロスコープの上半分(南半球)は人と関わりながら、社会の中で自分を活かす領域となります。

あなたの金星は何ハウスに入っていますか?
→それはあなたの趣味の領域。楽しいことが実現できるお部屋です。
私は12ハウスなので、ひとりでひっそり黙々と楽しむタイプです。
現代ではSNSも活躍の場といえます。

あなたの水星は何ハウスにありますか?
→それはあなたの知識や、コミュ力を活かせるお部屋です。
私は10ハウスなので、社会の中で人と関わることで能力を発揮できるといえます。

アングルに乗っている天体はありますか?
→私はDESに火星が載っているので、やる気はいつも人を介して、向こう側からやってくる傾向にあります。
「誰かのために」のシチュエーションのほうが断然熱くなれます。

このようにハウスの場所をみるだけでも、ホロスコープの星たちの個性がより色濃く浮かび上がってみえてきますよ。



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