見出し画像

自然も人も4つの季節を生きている~個人四季図は大切な分岐点チャート

※この記事は占いサイト・WORDSさんで書いたものを再掲しています。

西洋占星術は「四季」をとても大切にしています。「春分」「夏至」「秋分」「冬至」のサイクルで、宇宙も自然も循環し、成長を続けています。その4つの季節が私たち個人の中にも存在するのをご存じでしょうか?今回は、ひとりひとり違う大切な分岐点を表わすチャート「個人四季図」についてのお話です。


宇宙も自然も4つの季節を巡っている

宇宙も自然も「春分」「夏至」「秋分」「冬至」の4つのサイクルを規則正しく循環し、日々成長を続けています。

この四季のサイクルを「起承転結」で表わすと、以下のようになります。

起:「春分」・・・種まき、はじまり、動機付け(3/20頃)
承:「夏至」・・・成長、学び、見守り育む(6/20頃)
転:「秋分」・・・収穫、チャレンジ、行動する(9/20頃)
結:「冬至」・・・次の季節の準備、一年の集大成、振り返り(12/20頃)

暦の都合で数日前後しますが、毎年このサイクルで季節は巡っていきます。

この「四季の起承転結のサイクル」に合わせて行動していくことが、よりよい一年を過ごすためにも、望む結果を出すためにも、とても重要になっていきます。

私たちの中にも存在する「四季」

自然界に4つの季節があるように、私たち個人の中にもそれぞれの四季が存在します。

それが、誕生日を起点として一年を4つの季節に分けたホロスコープチャート、「個人四季図」です。個人四季図は、以下のようになります。

起:「個人春分」・・・誕生日頃からの約3ヶ月間
(興味のあることはとりあえずやってみる、直感的に動く)
承:「個人夏至」・・・個人春分から約3ヶ月後
(今年のテーマを決める、研鑽を積む)
転:「個人秋分」・・・個人夏至から約3ヶ月後
(いまの出来映えを披露する、周囲にアピールする)
結:「個人冬至」・・・個人秋分から約3ヶ月後
(一年の結果が出るとき、振り返りと次への準備、休養)

「個人四季図」は、その人の誕生日(生まれた日の太陽と同じ位置に今年の太陽が重なる日)を起点としているので、人それぞれにスタートの時期が異なりますが、起承転結に合わせた行動の意味あいは自然界における、四季のサイクルと同じになります。

個人にあわせたチャートから「物事が実る時期をよむ」ということも、実はとっても重要なのです。自然界のサイクルを見習って、私たち人間も日々の経験を積みながら成長しています。

個人四季図のサイクル

毎年お誕生日を迎える頃には、ちょっとウキウキしてきたり、気持ちが切り替わったりして「何か新たに始めてみようかな」という気分になったことはありませんか?
それが、想いの種まきの時期「個人春分」です。

わき上がってくる興味好奇心をヒントにしながら、今年のテーマを見つけていく3ヶ月の始まりです。
気になることはとりあえずやってみましょう。直感的に動くのがカギです。

いろいろ楽しみながら試していると、想いの種から芽が出て、だんだんと枝葉が伸びてきます。
個人春分から3ヶ月かけて見つけてきた今年のテーマから、よさそうな苗木を選定し、定植して時間をかけて大切に育てていく3ヶ月が「個人夏至」です。スキルアップや日々の練習に励み、しっかり実力をつけていきます。

毎日欠かさず大事にお世話をしていると、やがてきれいな花が咲き、立派な実を結びます。果物でも野菜でも1本の木からたくさんの実が収穫できますね。立派に育ったものもあれば、規格外のものもあります。
その中から、より今年のテーマに近いものを選んで、到達点を目指し、外に向けて果敢に挑んでいきます。

この収穫・選別・挑戦の時間が「個人秋分」です。ここからの3ヶ月が、一年のうちで一番の頑張りどきになります。周囲にいまの出来映えを、全力でアピールしていきます。

いまの完成度を周囲にアピールすることで、何かしらの結果や成果が現れてきます。それが今年の目標に到達したことを知らせる「個人冬至」です。

個人冬至は一年の到達点なので、結果が出てしばらくして落ち着いてくると、あまり進展がみられなくなります。
静かな時間の中で、次の季節のことを考える3ヶ月のはじまりです。この一年を振り返り、経験したことや学んだことを自分の糧として蓄えていきます。
ここでしっかりと身心を休め、新しいサイクルに備えて鋭気を養います。

物事には順序がある

例えば、個人冬至を過ぎた時期に何か新しいことを始めようとしても、きっとその計画はなかなかうまくいかないでしょう。
やる気はあっても、身体や気持ちがついていかないかもしれません。

それは、いまがまだ、あなたにとっての「準備期間」にあたるからです。

「個人春分」に結果を求めても時期尚早ですね。
「個人夏至」の努力がなくては望むゴールは得られませんし、「個人秋分」にアピールポイントがなくては、周囲に披露することができません。

物事が成熟するためには、積み重ねていくべきプロセスがあります。
それは、自然界の季節が繰り返し、繰り返し、私たちに見せて教えてくれている、自然の法則なのです。

どのタイミングから始めてもいい

西洋占星術は時間(タイミング)の学問でもあります。

春分からはじまる四季に限らず、新月のタイミングや、星がサインを移動するタイミング、生まれた日の星の場所にいまの星が重なるタイミングなど、いくらでも仕切り直しのタイミングが存在します。

ひとつ試してうまくいかなければ、次の星のタイミングを試すことができます。どのタイミングを選んでも正解です。

あなたがピンと来たときの星のチャートにヒントを得て、行動に繋げることができれば、それでよいのです。

星が示してくれる事柄はいつでも、しあわせへの道へと繫がっています。

いまがあなたにとってどんな時間なのかを知り、何をすべきかを知ったうえで行動パターンを見直せば、きっと未来はよい方向へと変わっていきます。

あなたはいま、ご自身のどの季節を過ごしているのでしょうか。

あなただけの「個人四季図」に注目して、よりよい明日を歩んでいきませんか?

占いサイト・WORDS
【Astro Angelica のレター鑑定】にてお待ちしております。


このコラムと同じ内容を、stand.fm の新機能【AIテキスト読み上げ機能】を使って投稿したものを公開しています。
音声ファイルを1.2倍速で作成したので、ちょっと早口気味かもしれませんが、私が話すよりもクセがなくて、これはこれでおもしろいです。

よろしかったらご視聴なさってみてください。


ありがとうございます。いただいたサポートは西洋占星術のスキルアップ・技能向上・普及の活動に役立ててまいります。