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Bambu Lab A1 mini 導入戸惑いポイント

twitterなどで評判よさげだったのと2周年記念価格398につられて買っちゃいました(AMS liteなしの方です)。ネット見てると簡単に使えそうだったんですが、結構戸惑ったのでちょっと書き留めておきます。

注意1:A1 mini 良いマシンだと思います。ダメ出ししているわけではないです。
注意2:私はKP3Sを約3年半使っていて、3Dプリンタはこういうものだろうと言う「思い込み」があってそれが邪魔して戸惑ったというのも結構ありそうです。MT車しか乗ったことない人がAT車に乗って戸惑う的な(と言う比喩表現、いまどき逆にわからないか)。サクッと使える人も多いと思います。


戸惑い1:スマホがないとできない?

最初にユーザー登録が必要で、そのためには専用アプリが要ります。(もしかしたらアプリなしでも行けるかもですが)

答え?:スマホに専用アプリBambu Handyをインストールしておき、手元に置いておきましょう。

備考:ユーザー登録後はスマホなしでも使えます(使ってます)。

戸惑い2:Y軸レールにオイル?

初めて起動するとY軸レールにオイル塗れとでてきてQRコードが画面に表示されます。えっと、どうすりゃいいんだ?

答え:アクセサリーボックスにオイルとグリスのチューブが1本ずつ(計2本)入っています。オイルの方を本体の土台上面に付いている(ビルドプレートの下の)レールに塗ります。

チューブは緑と黒があるので、色で種類分けしてるのかな?と思ったら色は関係ない(逆もある)みたいなので、小さい字でoilと書いてある方を使ってください。色が逆もあるって結構罠です。

備考:オイルを行き渡らせるためにY軸(ビルドプレート)を前後に手で動かせ、ってなってるんですが、モーターに通電されてると動かないので後ろの主電源を切った状態であらかじめやっておくのがよいかもしれません。

戸惑い3:振動キャリブレーション?

初めて起動すると何手順目かで振動キャリブレーションがあります。先に言ってよ。

備考:振動キャリブレーションは共振周波数を調べて高速動作したときにヘッド・ノズルがオーバーシュートして形状が崩れるのを防止するためにあるようです。で、これが工場出荷時ではなくユーザーの手元でやるようになっているのは、置き場所(A1 miniを乗せている机)などによって変わるからです。なので、最終的な置き場所・置き方にしてから起動するか、あるいはあとからもう一度キャリブレーションしましょう。

戸惑い4:フィラメントどこから入れるの?

エクストルーダーの上からフィラメントを入れるのはわかるんですが、穴が4つあるんです。えっと、買ったのAMS(Automatic Material System:自動素材供給システム、4本のフィラメントを自動で切り替えてくれるやつ)なしのタイプなんですが、AMSありと共通なんですね。で、どの穴に入れればいいの?

答え:どこに入れても大丈夫みたいです。ぐぐっても回答見つからず、いっとき悩んで、ま、壊れないだろう、エイッと左手前に入れました。

戸惑い5:フィラメントどうやって入れるの?

KP3Sだとレバーを押し下げてドライブギヤを開いてフィラメントをノズルまで挿入するんですが、はて?どれがレバーなの?左上にあるちょっとだけ出たやつとフィラメントを入れるところをつまんでも動かないし、右横のを押してみてもなんか違う感じ。はて?

答え:左上のちょこんと出たレバーと左側面をつまむようにすると(左側に倒すようにすると)ドライブギヤが開いた状態になりフィラメントが差し込めます。

備考:右横のレバーはフィラメントカッターです。押し込むとフィラメントがカットされ、昇温しなくても抜き出せます。

戸惑い6:ノズルってどうやって変えるの?

「クイックスワップノズル設計」って謳ってて、サクッとノズルを変えられるのが売りの1つになってて、動画見ると前面パネル開いて変えるみたいだけど、んと、前面パネルどうやって開けるの?開かないんだけど?

答え:前面パネルは爪で引っかかってます。左下をパワーで手前に引いて爪を外し、次に右下を手前に引いて爪を外し、上に持ち上げると上の爪も外れます。爪折るんじゃね?ってドキドキします。動画を見ると二本の指で軽く外せるような印象を受けますが、単に前にかざして撮影しただけのようです。

備考1:フィラメントが刺さった状態だとホットエンド外れません(外れても取り出せません)。先にノズルを昇温して抜いてもいいですが、温度が下がるまで作業できないので、昇温せずに右のレバーを押してフィラメントを切ってやるのがスムーズと思います。

備考2:シリコンカバー意外と外しにくいです。ぐいっとパワーで引っ張って外します。

備考3:ホットエンド(ノズル)を取り付ける際、上のプラスチックのところとホットエンドのヒートシンクが平行になっているのを指で触って確認してください。平行になっていなくても無理すれば組み付いちゃうんですが、そうするとノズルがちゃんと昇温できませんし、穴位置もずれるのでフィラメントが正しく入っていきません。

戸惑い7:なかなか印刷始まらない

印刷開始すると、ベッドレベリングやって、流量キャリブレーションやって、振動キャリブレーションやって、ノズルクリーニングやって、やっと昇温が始まって、印刷が始まるまで5分近くかかります。

答え:「ベッドレベリング」と「流量キャリブレーション」を押して字の色を緑→白にするとその2つはやらなくなるので印刷開始が早まります。

備考:ノズルを変えたときはベッドレベリング、フィラメントを変えたときは流量キャリブレーションをやったほうがいいと思います。

戸惑い8:パージフィラメントが飛んでいく!?

X軸レールの左端になにか付いてます(付けます)。この上でフィラメントがむにゅーと押し出され、左にパシンと勢いよくはねだされます。おいっ!何すんねん!です。

答え:こんなケースを作ってむにゅーと押し出されたフィラメントが飛んでいかないよう、回収できるようにしました。

備考:画面からフィラメントをロードしたときや、流量キャリブレーションのときにでてきますが、左上のレバーを左に倒してドライブギヤを開いてフィラメントを手動でロードしたり、印刷開始時の流量キャリブレーションをOFFにするとでてきませんが、フィラメント変えたときはONにしたほうがいいと思うのであると便利です。

戸惑い9:CURAつかえない、、、

これまでKP3SではスライサーにCURAを使ってたんですが、使えないっぽいです(使えたことは使えたけど印刷開始前の動作がなにか変だった)。

答え:Bambu Studioを使います。慣れるしかない、、、

備考:Mac版は結構頻繁に落ちます。直してくれー。

戸惑い10:電源どうやって切るの?

答え:背面の主電源スイッチをバチンと切ります。切ったらOFFになるのはわかってるんだけど、画面からソフト的にOFFにしてからハード的にOFFみたいなことするのか?と思ったんですが、ソフト的なOFFは無いみたいなので、バチンと切るので正解?かな?


とりあえずこんなところです。

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