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AZ-EQ AVANT用・簡単着脱微動ノブの製作

まえふり

シュミットさんの16周年記念セールでAZ-EQ AVANTをゲットしました。
いえい!

使い勝手もよく、とても気に入りました。が、1つ問題に直面。遠征とかで持ち運ぶ場合、車に積みやすいようにフレキシブルハンドルを外すのですが、ハンドルを赤道儀に取り付けるネジを落としてしまいがち。買って1ヶ月で4回も落としてしまいました。下の写真のネジです。

取り外すと赤道儀側の軸に回り止めのキー溝(軸方向の溝じゃないけど)があります。写真では分かりづらいですが、端部は円柱のままで、その奥に溝があります。ネジが緩んでハンドルが抜けないようにする構造ですね。

上の写真の軸端部の円柱にかからないところまでハンドル側のネジを緩めて外しますが、ハンドルの円筒はあまり厚くないのでちょっと緩めすぎるとネジを外して落としてしまいます。(えぇ、買って1ヶ月で4回も落としましたとも。足元に落としたのわかってるのになかなか見つからずイラッとするんですよ。遠征先の芝生の上で落としたときはほんと見つからず最悪でした。根性で見つけましたけど。えぇ、わかってますよ、落としたのは私自身ですけどね。)

簡単着脱アダプタ

ネジを緩めずに着脱できたら問題解決だよね。ってことで3Dプリンタで着脱アダプタを作りました。まずは二面幅12mmの六角柱にD6.3の穴が開いたPLA製の部品です。横にD2.5の穴を開け後加工でM3のタップを切っています。

これを赤道儀の微動軸に取り付けます。M3のネジはキー溝にはまって回り止めになります。

次に片側が二面幅12mmの六角穴、反対側が内径12mmの穴の筒を作ります。外形は20mmで、円筒穴の方にD3.2の横穴を1つ開けてあります。材質はTPUを使います。

フレキシブルハンドルの取り付けネジを外してこれを差し込んで、外したネジをしっかり締めて取り付けます。

軸側ジョイントの六角も、ハンドル側アダプタの六角穴も二面幅12mmなので両方とも硬いPLAやABSで作ると入りませんが、アダプタはTPU製で弾力があるので押し込めます。寸法がきつい分、勝手に落ちたりしません。

これでネジを緩めることなく(落とすこともなく)フレキシブルハンドルを簡単に着脱できるようになりました。めでたし、めでたし。と思ったのですが、いや着脱すら面倒なんだけど。てか外したハンドルをバラで持っていくの面倒なんだけど。

簡単着脱ノブ

で、思いつきました。フレキシブルハンドル要らなくね?と。
じゃーん、六角穴の空いたD24、長さ30のノブ完成!これでいいんじゃね?

赤経軸、赤緯軸とも付けてみました。

で、思いました。小さいノブで遠征のときも付け外ししないんだったらPLA製六角柱ジョイント、TPU製六角穴ノブの2部品構成じゃなくて、PLA製ノブ1部品で良いんじゃね?と(爆)

いやいや、大きいのも作ったよ。(フレキシブルハンドルと同じサイズのD50)
簡単に付け替えられるよ。と自分を慰めております。(多分小さい方だけ使うけどw)

データ

STLファイルはこちら。


FreeCADのモデルはこちら。

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