昔の大人はちゃんとしてた

俺が子供の頃の大人ってもっとちゃんとしてたと思うんですよね。
贔屓の落語家が出てるから今週は仕事適当に終わらせて1日でも多く帰りに寄席に行こうとか、ちゃんとしか格好すんの面倒だからアロハで会社行こうとか、そういう人ってあんまりいなかったと思います。

なんなんでしょうね、これ。
ちょっとずつ緩くなっていってるんでしょうか?
それともどっかでガクンと緩くなったんでしょうか?

って話を会社でしたら、割りと周りから同意されました。
「でしょ?そうでしょ?」
って言っていたのもつかの間。
おかしな事に気づきました。

たぶん、会社で俺の話に同意してくれた若い人がみてた「昔の大人」って俺ぐらいの年代のはずなんですよね。
若い人が小学校の頃に30歳ぐらいだった人が、その人にとっての「昔の大人」。

そのぐらいの頃に「大人だ!」と思ってた相手が俺で、入社してみて一緒に「昔の大人ってちゃんとしてたよね」って確認しあっているのも俺。
そりゃ、お前、なんか変だろ!と。

つまりあれですよ。
子供の目には見えなかっただけで、昔の大人もあんまりちゃんとしてなかったんじゃないでしょうか。
隙あらば美味いもの食おうと思ってたし、似た言葉を見つければメモ取って会社でこっそり披露してたんじゃないでしょうか。

もちろん、まじめな人もいたでしょうけど、そうそうタイプのちゃんとしていない大人も一定数いたんじゃないでしょうか。
似た言葉をメモしてたかどうかは謎ですけどね(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?