京都のコミュニケーション
5年ぐらい前に京都ですき焼きをくおうって事になりまして、老舗のすき焼き屋にみんなで行ったことがありました。
その旅程の途中で仁和寺に行った時の話。
タクシーを降りて境内に向かおうとした時に、警備員さんに道を聞いてるおばさんがいました。
おばさん「○○に行きたいんですけど、歩いてどのぐらいかかります?」
警備員「人によって時間違うからどのぐらいかは言えないけど、3キロぐらいかなあ」
これ聞いた瞬間に「うわっ!京都の人、怖っ!」ってなりまして。
警備員さんの話の前半って全く言わなくて良いことだと思いません?
「3キロぐらい」でも「3キロぐらいだから普通なら30分ぐらい」でも良いのに、「人によって違う」なんて!
人によって違う事ぐらい、聞いてる方も分かってますよね。
的確な時間なんか別に欲しい訳じゃないと思います。
概略が分かればいい。
それなのに、そんな冷水を浴びせるような事を言わなくっても・・・
と、思った所で気づきました。
何回か京都に行って分かって来たんですが、どうやらこういうのって、京都人の冷たさとではなくて、ちょっとしたコミュニケーションらしいんですよね。
本人は悪気があって言ってるわけじゃないし、見下してるわけでもない。
ちょっと話に一言盛ったってぐらいの感覚みたいなんですよ。
これ、分かってないと嫌われてると思うよなぁ。
って言うか、分かってる状態で聞いても嫌われてるんじゃないかと思うよなぁ。
スゲエぜ!京都!!
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